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日経平均暴落へ。MSCI除外の影響は?

5月12日の市況解説

日経平均株価は28147円と続落です。

5か月ぶりに27000円台の安値をつけました。

日経平均の日足チャートでは複数の暴落のシグナルが点灯しています。

週足でみると、26週移動平均線を大きく下回っている状況です。

これを大きく下回るのはコロナショック以来となります。

5月12日の日経平均では特徴的な値動きがありました。

日経平均の分足を見ると午前の時点では28830円辺りまで上昇しましたが、

その後に一気に売られた形となりました。

これはコロナショックと似た形となっています。

 

日経225オプションは非常に盛り上がりました。

特にプットオプションが盛り上がりを見せた1日でした。

それだけ恐怖心理が高まっています。

オプション市場において、28500円のプットが非常に大きな建玉を持っていました。

それを割り込むことによって、損失を回避しなければいけない、

即ちプットの買いを入れないといけない、

あるいはデルタヘッジといって先物の売りを入れない

といけないという動きが下落の背景にあったと思います。

 

大型株を見ても3%安ほどで、今日は先物が突っ走ってる印象を受けました。

プットオプションは軒並み上昇しているので、

このまま警戒を強めていた方が良いと思います。

このように相場が下落したり、相場の難易度が高くなると、

やはりオプションの出番だと思います。

 

個別株の難易度も高くなってきています。

特に今下落している中で、信用の買い残が増えている銘柄は

気を付けた方がいいと思います。

株式はグロース株、ネクストグロース株の下落が目立ちました。

 

そして今千竃が注目している銘柄は7198 アルヒです。

コロナショックでは1000円割れとなりましたが、今は業績も回復しており、

来期の見通しも2桁増益と堅調となっています。

配当利回りは3%以上、PERも10倍台ということで、

チャート的に1500円台に入れば買いだと思います。

 

 

 

暴落の背景

台湾加権指数が一時8%近く下落し、終値は約4%安で終えました。

この台湾加権指数はほぼ台湾TSMCを中心としており、

半導体指数とも言われています。

この台湾加権指数が大きく下落したことで

アジア全体で警戒した売りが入ったことが影響したと思います。

日経VIは最近まで低ボラティリティでしたが、30ポイント近くまで上昇してきました。

また海外投資家が日本株を見放しているようにも思います。

そして日銀のテーパリングもあり、負のスパイラルが起きている様に思います。

 

 

 

MSCI銘柄からの除外

MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社)が算出・公表している株価銘柄で、

これに入っているとパッシプ需要が生まれ、

企業の価値以上の価値が生まれやすいのですが、

このMSCI銘柄から日本銘柄から29銘柄が除外されるということで話題になりました。

やはりワクチン接種後退国と見られていることから、

経済の後退を危惧された結果だと思います。

日本銘柄から新規採用ゼロ、29銘柄も除外されるという事で

日本株の存在感が薄れてきているように感じます。

 

 

 

本田先生紹介銘柄

今回は下値が固そうでなるべく利回り・配当も高配当なものを紹介します。

【9432 NTT】
保守的な銘柄で、配当利回り3.9%もあり、22年期増配というニュースもありました。

【5698 エンビプロHD】
配当利回り1.4%で高配当ではないですが、今政府が進めている脱炭素関連銘柄です。

ESGとして存在感もあり、業績も好調です。

【2768 双日】
総合商社で自動車向けが強いです。配当利回り4.2%と高いです。

【2715 エレマテック】
電子材料、部品の商社で配当利回り3.6%と高く、業績も好調です。

【7030 スプリックス】
学習塾の森塾を運営しています。業績も好調で、配当利回りは3%となっています。

 

 

 

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