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日経平均株価急騰劇の背景

5月6日の市況解説

5月6日連休明けの日本市場は29,331円と千竃の予想と反して、反発となりました。

連休前に手仕舞い売りが加速した分、その大幅反発で上昇した形にはなっています。

 

NY市場はNASDAQが弱かったのですが、NYダウは高値更新いたしました。

今NASDAQが弱い分、マザーズ指数の方が下落しております。

ただ売買代金は営業日がいつもより少ないこともあり、3.3兆円となりました。

 

業種別では非常に変化があった感じがいたします。

7974 任天堂4751 サイバーエージェントなどのゲーム関連は軟調でしたが、

非常に好業績を発表した半導体銘柄の8035 東京エレクトロン

初めは弱かったのですが、後半強くなったように思います。

半導体でも強かったものはあったと思います。

銀行株の8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ9104 商船三井も強かった印象があります。

今日一番上昇した指数がTOPIXバリュー指数となります。

割安感がある銘柄がとても買われているという状況でした。

 

一方、オプション市場にも大きな変化がありました。

それはコールオプションです。

出来高は2000枚ぐらいとそこまでありませんが、

始値から2倍ぐらいになった権利が多くありました。

千竃はVIX指数も少し上昇していたこともあり、

今までの流れからプットオプションの方が爆発しやすいと予想していたのですが、

予想に反した動きとなりました。

プットオプションは出来高を伴って、徹底的に売られました。

デリバティブ市場全体で今日は買い戻しの圧が強かったように感じました。

 

 

 

今日の市場は不思議だらけ?

日経平均はリバウンドしましたが、その中身はTOPIXバリューでした。

今日は久しぶりにバリュー優位が鮮明になったように思いました。

そして値下がりが目立つのは、半導体銘柄でした。

しかしその中で電子部品関連やファクトリーオートメーション(FA)関連は上がっているのに、

なぜその中核の半導体が下がったのかが不思議に思います。

しかし6日のバリュー株の優位を今振り返ると、

海外がそうだから日本も追随してそうなったのだろうなと思いました。

 

欧米では自国の経済正常化に自信を持ち始めたことで、

買い戻しが起きたという流れになっています。

ブルームバーグ商品スポット指数(原材料23品目が対象)が

10年ぶりの高値を連日つけており、商品バブルが起きています。

この原材料23品目が今後の投資のヒントになると思います。

 

 

 

海外投資家の自信の背景

日本では緊急事態宣言が2週間~1ヶ月程度の延長を調整ということで辟易した状況となっています。

一方、アメリカのバイデン政権はワクチンの国際的な供給を増やすために、

特許権の一時放棄を支持すると表明いたしました。

これは非常に素晴らしいことです。

 

それに伴って、欧米は自国の経済正常化に自信を持ち始めています。

ブレークイーブンインフレ率は2018年の高値まで超えようとしており、インフレが加速し始めています。

この状況はテーパリング等含めて、注意した方がいいと思います。

 

欧米の自信の背景にはファイザー社のCEOの強気な発言が基になっていると思います。

そしてバリュー株が上がっている反面、マザーズ指数は2月のトレンドとよく似た状態になっており、

短期的にはグロース株が弱く、バリュー株が強い状況がもう少し続きそうかなという風に思います。

 

 

 

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