18日の日経平均株価は28,257円と反落となりました。
これで日銀金融政策決定会合の日経平均は8連敗となりました。
2021年1月27日から連敗記録が更新となりました。
けれど18日の日経平均はかなりの売りが入っていた割には、
よく28,000円を割らなかったなと思いました。
株式を見ると一斉に利益確定のタイミングを狙われて売りが入った様に思います。
大発会から今まで日本株を牽引してきた鉄鋼や船が弱くなった中で、
よく日経平均は耐え凌いだと思いました。
鉄鋼が下落した背景としては、ジェフリーズ証券の格下げがあったからだと思います。
また日本市場の取引時間中に米国10年債利回りが上昇して、
NASDAQの時間外取引も大きく下がったことも18日の下落に影響した様に感じました。
株式もバリュー株優勢とはいえない状況になっており、
18日の市場がどうなるかが注目ポイントだと思います。
日銀金融政策決定会合は現状維持という結果でしたが、
中小企業の貸し倒れリスクがある中で利上げの議論なんかしたら大変なことになるので、
妥当な結果だと思いました。
日銀がマーケットを翻弄したというよりは、
勝手にマーケットが期待していた結果がこういった形になった様に思いました。
ジェフリーズ証券の格下げにより鉄鋼関連銘柄が多くランクインしています。
格下げになった背景を見ると、既に材料が織り込まれていることや
中国の鉄鋼市況の悪化によるマージン圧迫や東南アジアの鉄鋼価格の下落などがある様です。
今までマーケットを牽引していたセクターが失われてしまったので、
18日以降のマーケットの動きに注意していきたいところです。
海外投資家はなんと個別株を約3000億円買っています。
しかしマザーズを買っているわけでもなく、グロース株というわけでもない様です。
そうなると1月のパフォーマンスから考えて、
TOPIX Core30関連銘柄を買っているのではないかと思います。
そうなるとTOPIX Core30などの大型株が相場の根幹となっており、
もしもこれが崩れたりすると少し怖い状況になってしまいます。
18日の相場では今まで牽引していた銀行株や鉄鋼株、
そして自動車株などに陰りが見え始めており今後の日本株に少し不安を感じます。
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