先週金曜日はオプションを使った踏み上げがありました。
先物やオプションを売っている個人投資家が一斉にロスカットをして、
それが相場を加速度的に上昇させた結果、
節目である28,000円を超えて週末を迎えることになりました。
先週は日本株は全体的に強く、業種に偏りなく上がっていた印象があります。
敢えていうなら好業績の銘柄が上がっていました。
好業績だから買うといった流れがあり、弱い相場ではないことが感じられました。
日経平均株価が28,000円台でも日経平均PERは12.76倍となっており、
先週の中で一番日経平均株価が高くなったのに関わらず日経平均PERは低くなり、
一番日本株の業績が良いという状況が生まれました。
だからこそオプションを使った踏み上げも合理的な意味があるという状況になりました。
とはいえ今週は商いが低下するお盆に加えて、SQ前日である11日に変則的な祝日となるので、
ドラマティックな先物の値動きが予想されます。
先週金曜日に発表された米国の7月雇用統計は強すぎた結果がでました。
たかが雇用統計でこれだけ株価が揺れるということは、
FRBの政策スタンスに一喜一憂していることの裏返しだと感じました。
市場予想を超える好調な労働需要が雇用統計で示されたことで、
9月のFOMCでの75bp利上げの可能性が高まりました。
そして10日に発表予定の米国7月消費者物価指数(CPI)に過熱が見られた場合は、
100bp利上げの可能性まで予想されています。
今週は取引が少なくなるお盆とSQ前日に祝日で日本市場が休場となる為、
ドラマティックな展開になることが予想されます。
また10日水曜日には米国7月消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、
12日金曜日にはミシガン大学消費者信頼感指数の発表も控えています。
日本株は確かに強い状態ではありますが、リスクを無視するのは控えた方がいいと思います。
株式ならまだしもオプションなら常にヘッジをしていきたいところです。
日本株に関しては業種に偏りなく上昇しているのですが、
台湾の件などで有事関連銘柄や好業績を出している銘柄は良いと思います。
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