関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
勝つ投資よりも負けない投資を提案し、上がる相場よりも下がる相場が得意な投資顧問です。
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投資における「損失管理」の重要性
1. 投資で最も大切なことは「資本を守る」こと
・投資の大原則の一つに、「生き残ること」があります。市場で生き残るためには、利益を追求する前に「損失を最小限に抑える」ことが必要です。一度大きな損失を出すと、元の資本を回復するのが非常に困難になるためです。
・資本の50%を失うと、元に戻すには100%の利益を出さなければならない。
・資本の90%を失うと、元に戻すには900%の利益が必要。
2. 「リスクを管理する」ことが利益の前提条件
・損失管理を優先する理由は、リスクをコントロールすることで、安定した利益を積み重ねられるからです。
・利益を利益を追求するあまり、無計画にリスクを取ると、数回の取引で資本が失われる可能性があります。逆に、損失をコントロールしながら利益を追求することで、長期的に成功を収めやすくなります。
3.なぜ「損失を抑える」ことが利益よりも優先されるのか?
(1) 損失を限定すれば、機会を待てる
・市場はいつでも利益を得られるわけではないため、損失を抑えることで次のチャンスを待つ余裕が生まれます。
・利益を最大化しようと無理をすればどうなる?
・高いリスクを取り続けると、たった1回の失敗で市場から退場する可能性が高まります。
(2) 損失を抑えれば、利益が自然に最大化される
・損失をコントロールすることで、資本が守られ、利益を積み上げる基盤が強固になります。
・プロの投資家は、利益のチャンスよりも「損失を避ける」ことを優先することで、結果的にトータルでの利益を最大化しています。
・例: ヘッジファンドの運用成績を見ても、損失管理が徹底されているファンドほど長期的に高いリターンを得ています。
4.損失管理が「逃げの姿勢」ではない理由
(1) 損失管理は積極的な戦略
・損失を抑えるというのは、「逃げる」ことではなく、長期的な成功のための積極的な戦略です。短期的な利益を犠牲にしてでも、資本を守るというのは、冷静な判断と深い市場理解に基づく行動です。
(2) 大きな損失が投資心理に与える影響
・大きな損失を経験すると、投資家は恐怖や焦りから誤った判断をしやすくなります。その結果、さらなる損失を招くことが多いため、損失管理を重視することは「メンタルを守る」という観点でも重要です。
(3)長期的視点で考える
・投資の成功は、1回の大勝ちではなく、継続的な勝ちによって達成されます。損失管理を徹底することで、負けの幅を小さく抑え、勝率を徐々に積み上げていくことが可能になります。
(4)反論に対する論破の一言
「投資は利益を追求するものだ」という意見に対して:
・利益を追求することと、損失管理を重視することは矛盾しない。むしろ、損失管理が利益追求を可能にする。
・利益は「取れるときに取るもの」であり、その機会を確保するためには、資本を守るという防御的な戦略が不可欠。
5.結論
損失管理を軽視して利益だけを追求する姿勢は、長期的には投資家を退場させるリスクがあります。「損失を抑えること」は、逃げではなく、利益を最大化するための第一歩です。この考え方を理解し、損失管理を重視することで、安定的な投資成果を目指すことができます。
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