関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今日は4月のアノマリーについて解説したいと思います。
4月は外国人投資家が日本株を買いやすい月になります。
もちろん年度が終わったことからの期待感というものもありますが
一番のポイントは政府の予算が一番執行されやすい月ということです。
そういった期待感や機関投資家の運用再開など
色々なものが複合的に絡み合って
4月は海外投資家が日本株を買いやすくなります。
海外投資家の4月の売買動向を調べてみると分かりやすいです。
2000年は売りに傾いていましたが
2001年~2019年までは4月の日本株の売買動向は
ほぼほぼ買い越しとなっています。
この歴史的なアノマリーが崩れたのがコロナショックです。
長い間ずっと破られてこなかった「海外投資家は4月に買う」というアノマリーが
コロナウイルスによって覆されました。
これは非常に残念な結果になってしまいました。
4月の日経平均のチャートを見ると
18000円からのスタートで現物は売り越しですが
日経平均の推移を見てみると
18000円から20000円までほぼノンストップです。
いわゆる4月は上がるアノマリーは
投資部門別では海外投資家は買っては来ませんでしたが
数字単体で見ると4月の初めから末までは
このアノマリーはまだ通用していました。
4月は海外投資家が買ってくるということを念頭に入れてください。
4月は新年度なので新規で買いをいれやすくなっています。
だから4月が1番買い越しされています。
そしてその次が11月、10月となります。
反対に最も株を売り越しやすいのが8月と3月になります。
そういうことを踏まえて、
株価指数のトレーダーでしたら
4月大きく値下がりした時はTOPIXのETFを買い入れます。
オプショントレーダーであれば
4月の大きく下がった時にプットオプションの売りを入れてもいいと思います。
そのときに日経平均がおよそ到達しないであろう権利を売るのが最もワークしやすいと思います。
だから4月はオプション戦略が大変有効になります。
盲目的に「アノマリーだから4月は上がる」ではなく
日経平均が少し下がり基調になったときに
アノマリーを利用した逆張り戦略をするといいと思います。
株が選別が必要なので4月にならないと物色される銘柄が分かりづらいです。
なので指数に連動するような投資スタイルも非常に良いと思います。
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