関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
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金曜日のマーケットから早速動きがありました。
NYダウは引けにかけて約300ドル上昇しています。
S＆P500も1.66％上昇しており、NASDAQもさらに強含んでいます。
1番の上昇を見せたのが半導体指数の4.95％です。
これにより週明けの東京株式市場の値嵩株主体の日経平均は
強気で始まることが見て取れます。
恐らく寄付きは29400円前後だと思います。
それだけ強かった背景には四半期の年金のリバランス売りが一時的にあったことがあります。
年金とは少し違うファンド勢とマルチアセットの買いが
一気に引けにかけて入ってきて、相場を押し上げた形になります。
アメリカの市場で今週1番上がったのは半導体でした。
7％も押し上げる結果となっています。
そして2番目に上がったのは住宅建築株指数です。
なので半導体株や住宅建築株などは来週も引き続き強いと見ています。
またバイデン大統領のチームがインフラ投資するということで
インフラ系の会社がセクターでは約5％も上昇しています。
東京株式市場もその流れを踏襲するような形になります。
権利付最終売買日なので建築セクター等が権利落ち日でも上がっていくと思います。
NYダウで1番目立ったのがTSMC（台湾積体電路製造）です。
あるいはアプライドマテリアルズなどの半導体株が上がったものの
テスラとかニーオ（NIO）とかロク（Roku）などのハイテク株の値下がりが目立ちました。
今週のマーケット振り返ると激しい動きを見せていて
千竃はあんまり週末高を予想していなかったので
ある程度金曜日になんとか相場観を若干変更して対応致しました。
日経平均株価に対してのチャートを振り返ります。
千竃は50日移動平均線や100日移動平均線を良く見ているのですが
75日移動平均線にはあまり意識していませんでした。
しかし結果的には75日移動平均線で10月30日にサポートされた形と同じでした。
3月24日から3月25日の陰線から陽線の形が同じでした。
「相場は韻を踏む」という言葉がありますが
韻を踏んで上昇に転じました。
そしてアイランドリバーサルといって窓を開けて陽線の形状になっています。
引き続き強いと思います。
そして金曜日のYouTube動画でもお話ししたのですが
30000円のコールが意識されるような展開に来週はなると思っています。
騰落レシオ(25日)が130.63まで上昇しています。
最近ずっと値上がり銘柄の方が多い状況が続いています。
相場の熱量が高すぎると急落するときもあります。
これは騰落レシオの1年分の長期チャートです。
日経平均が裏側のローソク足で
緑色の線が騰落レシオを示しています。
騰落レシオが金曜日の時点で130を超えていて
130を超えた時に赤いラインを引いています。
図から見て分かる通り、高値を中々更新していません。
中期的に捉えると一度株式の休憩があると思います。
この辺りを意識するのなら
思い切って株のポジションを増やすよりは
じっくりと仕込むのが良いと思います。
イスラエルではコロナの感染者数がかなり減少傾向にあります。
新規感染者数はピーク時だった1月から大幅に減少しています。
イスラエルがワクチン接種での世界で一番のモデルケースの国になると思います。
ワクチン相場の鍵はイスラエルが握っていると思っています。
日本でもイスラエルにいち早く投資している企業があります。
それが7220 武蔵精密工業です。
色んなイスラエルのハイテク企業に出資しながら
オープンイノベーションを進めている企業となっています。
日銀のスタンスなども含めて金曜日のYouTube動画でお伝えしましたが
ここで言えるのは29日・30日は陽線が結構出やすいということです。
そして4月1日は陽線が出にくいということです。
騰落レシオの兼ね合いもあるので気を付けた方が良いと思います。
今週はワクチン・医薬品ラリーがポイントだったと思います。
なぜならアメリカのバイデン大統領がワクチン接種目標回数を2倍にするといったニュースがあったからです。
なのでワクチン、治療薬、治験などこの辺りのニュースフローはこれからも続くと思います。
そして4月はオプションだと思っています。
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