関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
今日のテーマは「いつコロナバブルが弾けるか」です。
過去のバブル相場はどのようにして弾けたのかを考えていきましょう。
相場には3つのゾーンがあると考えています。
日経平均急落相場では角度がついてる急落は一か月程度だと思います。
日経平均上昇相場は統計的なテクニカルであるボリンジャーバンドが
上限である+2σから+3σを3ヶ月に1回の程度のペースで容易に超えていくような相場です。
日経平均揉み合い相場は政治不信などで国の政治が少し混乱している時によくある相場です。
今は日経平均上昇相場だと思います。
その背景は金融緩和と財政出動の理解を超えたお金のばらまきがあります。
今のバブルの動きをどのようにして捉えればいいのでしょうか。
やはり基本的には株式投資です。
そして不動産投資と言いたいところですが、
暁投資顧問ではやはりREIT(不動産投資信託)だと思います。
株式投資30%、REIT30%、そして残りの40%がオプションです。
やはりいつ天井を打つかどうかは分からないので
ちょっとした急落、異変が起きるとプットオプションを使います。
猛烈なバブルがはじけると1日で20倍~30倍となるようなものがプットオプションの出番だと思います。
そういう日経平均が上がる権利や下がる権利を買うことを
ポートフォリオの4割程度にした方が良いと思います。
今回のバブルは「格差バブル」と考えています。
例えば米国では生活に苦しんでいる家庭の場合、給付金20万程度でも焼け石に水の状態ですが
生活に苦しんでいない家庭だとそのお金を株などの投資に回して、資産を増やすことが出来ます。
まさしく格差が出ているバブルだと思います。
このバブルが弾けるときはどんな場合かと思うと、
バーナンキショックのような場合だと思っています
バーナンキショックはリーマンショック後の金融緩和を
当時のFRB議長が緩和の縮小を示唆したことで起こりました。
テーパリングに舵を切った場合、同じようなことが起こると予想しています。
今の状況は色々考えるとバブルとは言い難いのではと千竃は思います。
2月の時点での株価収益率は22.4倍で、NASDAQは40.3倍となっています。
しかし日経平均がバブルになっていた1980年代後半の時の
東証の株価収益率は80倍となっています。
ITバブルが弾ける前のNASDAQの株価収益率は64.9倍でした。
しかし2月時点のNASDAQは40.3倍なのでまだまだいけると思います。
バブル時代には土地神話と言われる
土地の値段が上がることはあっても下がることはないという考え方がありました。
土地開発のブームもあって、土地開発の業界が多額の借金をして、
どんどん不動産投資を進めて、そして、結果的に土地の値段が上昇していきました。
1985年のプラザ合意をうけて円高が急激に進みました。
そして日本は金融緩和に突入しました。
金融自由化により、法人も個人にも金融資産運用の機会が増大したことで
土地や株価など色んなものが上昇していきました。
1987年にリゾート法が制定されました。
それが土地価格の上昇、ひいてはバブル上昇にも拍車をかけました。
これによりバブル期特有の投機的な動きになっていきました。
ゲーム的なあるいは財テク的な行動がバブル的な浮かれた消費に先行する形で蔓延して、
そういった消費活動が徐々に形成されていきました。
そして、1990年3月に総量規制を行いました。
総量規制とは旧大蔵省が行き過ぎた不動産価格の高騰を沈静化するために行ったものです。
結果的にこの政策は失敗に終わりました。
1989年には公定歩合が引き上げられました。
そこからバブルが崩壊していきました。
当時の日本を巡る状況は3つあったと言われいます。
1つ目が日本の政局の不安、
2つ目が日米の構造協議への不安、
3つ目が金利の上昇です。
そういった状況の中で、バブルは崩壊していきました。
失業率、インフレ率、長期金利率の大台超えには要注意かなと思います。
またコロナ融資の返済が色んな企業で出来なくなってきたタイミングがあれば
格差バブルの調整があると思います。
いつ降りてもいい耐久マラソン大会をしていると常に認識したほうがいいです。
過度な楽観も控えて、しかし悲観しすぎないように、
ある程度フラットで見ておくべきだと思います。
FRBや日銀などで明確なテーパリングのニュースが出た日は下落になると思うので
やはり日頃からオプションの取り扱いを覚えておけば
コロナショックを超える爆発力を収益にできると思います。
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