日本株が週明けから冴えなかった背景は?

4月12日の市況解説

本日の日経平均は終値29,538.73円と未だ3万円が遠い状況です。

前日比マイナス229円と冴えない状況となっています。

 

今日は中国やインドといったアジアが売られている印象がありました。

その中でもセグメントしていくとやはりコロナの影響なのかと思ったのですが、

しかし、それならなぜ、今日はHISや高島屋などが上がったのかという疑問が湧きます。

今日はアフターコロナ銘柄などを含めてバリュー株は強かったです。

そうなると6506 安川電機の下げが背景にあると考えました。

安川電機は週末に業績発表致しました。

寄り付かないまま、週明けにガクッと7%下落して売られた状況となりました。

この安川電機の下げが相場を冷やしたセンチメント、気持ちを悪化させた要因だと思います。

営業利益はコンセンサスよりは低かったものの、10%ぐらいの増益はでていたのですが、

業績期待を背景にして高値圏で推移してる銘柄に

「安川電機みたいになるんじゃないか?」という不安から下げになったのだと思います。

なので今日の下げはコロナが原因というよりは安川電機の下げが影響にあったと思います。

 

今日は6954 ファナック9983 ファーストリテイリングなど、

日経平均に連動しやすい、寄与度が高い銘柄がともに5日移動平均線を割れこんでいます。

少し日経平均の上がりずらさがあるようです。

日経平均に寄与度が高い銘柄が少し元気がないように思います。

 

6594 日本電産が業績発表を控えているので注目しています。

日経平均への影響は低いですが、センチメントという意味では少し期待しています。

 

今日の全株式の値上がり率ランキングはゴルフ関係は多いです。

やはりゴルフの松山選手が日本勢初のマスターズゴルフ制覇したニュースの影響です。

また今日は地震関連銘柄、そして有事関連銘柄への物色が目立ちました。

 

 

 

オプションの先高感

オプション市場はコールオプションの先高感がない印象があります。

そして先高感がないからプットオプションが上がるかと言われると、

確かに今日は始値からは上昇していますが、それでも出来高を伴っていません。

よってプットオプションの先安感もないという状況になっています。

これがいわゆる低ボラティリティ相場の特徴である、

「上がる権利も買われない、下がる権利も買われない」という事です。

 

そして明日は少し注目している米国の消費者物価指数(CPI)の発表があります。

これでちょっといい結果が出れば、

長期金利がまた上がり、ドル円もまた上がるという感じになると思います。

 

 

 

相場に元気がない

今日は半導体銘柄が弱かった印象があります。

これは台湾のTSMCの水不足への懸念が影響して弱くなったのではと思います。

また買い手の不在や、遠因としてコロナ感染、円安からの円高などもあると思います。

そして今日はNYダウの先物が下がって、日経平均も下がっていたので

これは外部環境頼みだなという風に思います。

 

NYダウと日経平均のスプレッドは今年最大となっています。

これはワクチン接種のスピードが株価に影響された結果だと思います。

しかし相場に元気がないとはいえ、今日は値上がり銘柄が1200銘柄ぐらいありました。

日本株の内部自体はそこまで悪い感じはしないと思います

 

 

 

経済に先行する銅価格

経済に先行する銅価格が4月に入ってからずっと軟調です。

銅価格はリスクオンモードになった時の初期段階で先行して上がりやすい特徴があります。

短期的だと思いますが、銅価格が今のインジケーターだと赤い売りサインになっています。

銅価格が少し下落していることが、中国やインドなどの主要株価指数の軟調に少し拍車をかけたのかもしれません。

 

 

 

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