関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均はまだ揉み合いが続いています。
東証の売買代金は2兆円ぎりぎりぐらいでした。
4月の株式業種別を見ると海運株がまた上がったり下がったりと忙しい形になっています。
主に市況関連の鉱業、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼辺りが強かった印象でした。
銘柄に関して9326 関通がストップ高となっており、年初来高値を更新しました。
そして3558 ロコンドがストップ安になっています。
前期の業績は良かったのですが今期の見通しが約2割減となっており、
企業成長の期待で上昇していたものが、決算後なくなったという形でした。
あと信用買い残が約200万株と大量にあったことも影響しました。
そして気になる銘柄は2933 紀文食品です。
今は需給だけで上がっている状態ですが、意外にも強い状態であり、勢いもあります。
食品株はIPOの中でもあまり人気が出にくい株です。
そのうえ紀文食品はここ数年は売上も頭打ちで、自己資本比率も10%以下と会社の存続が危ぶまれるほどでした。
今回のIPOは資金を調達する為のものでもあったんだと思います。
今日は台湾のTSMCの決算がありましたが、
そこまで日本の半導体株への好影響はありませんでした。
ただし決算発表の時間帯の関係もあったので、明日以降の動向に注意したいです。
本田の目先の相場観は4月後半にかけてはGWも控えているので、
あまり「上へ上へ」と目指すよりは下に注意したポジションも取りたいと考えています。
今回の日米首脳会談は中国を巡り、ギリギリの調整がされると思います。
台湾海峡情勢の認識の擦り合わせや、ウイグル人権問題の共有、米国が進めるインフラ投資の支援、またワクチン供給の約束の再確認なども欠かせないと思います。
そして脱中国依存型サプライチェーンの再構築も議論されるでしょう。
中国に対して日本は現在密接な付き合いをしているので、「日本は裏切らないよね?」という確認がされるかと思います。
また半導体不足の問題解決の為、日米台の新しい半導体構図をつくろうとしているので、「半導体」が裏のテーマだと思います。
なので週明けの月曜日辺りに首脳会談の結果を見て、半導体、レアアース、脱炭素、インフラ関連などの銘柄が物色されるように思います。
また台湾海峡情勢に関して米国が激しい立場表明をした場合は、もしかすると有事関連銘柄が物色されるかも知れません。
今はレンジ相場なので何もしないというよりは、レンジだからこそ徹底的に短期でショートストラドルを回すのが最適かと思います。
ショートストラドルのポイントは、以下の5つがあります。
①目先のレンジ上限と下限を決める
②流動性の高いATM(アット・ザ・マネー)を狙う
③最後まで持つのではなく短期的に回す
④必ず損失を限定的にする
⑤ボリンジャーバンドが緩やかな横ばいの時にする
今回の千竃の場合だと30,000円~29,500円のレンジで、29750円のプットとコールを狙って、短期的に回していく戦略を取っていました。
日経225オプションは2つの戦略があります。
急騰などのトレンドが出ている時はオプションを買う戦略をし、トレンドレス時はオプションを売る戦略を千竃はしています。
昨日、米国でコインベースがナスダック上場しました。
コインベースは2012年設立の仮想通貨交換会社で、現在では米国最大規模にまで成長しています。
ビットコインを筆頭に暗号通貨の革命的流行によって、売上高、利益ともにうなぎ上りとなっています。
その規模は半年間で見ても4倍という急成長を遂げています。
中長期目線でみると、今の暗号通貨人気の継続性と発展性が企業の業績にも株価にもダイレクトに影響するように思います。
今の上昇が一過性なのか、継続性のあるものなのかは、現在断定することは難しいですが、
短期的にかなりの値幅を伴って上昇しているので、急落する可能性もありそうです。
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