関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均は28,812円と、またしても月末売りという流れになりました。
この流れは8ヶ月連続となります。
日経平均はテクニカル的には13週移動平均線と6週線がデットクロスしました。
チャート上では最後の最後に悪化して終わった結果となりました。
恐らく、皆がなんとなく想像していた連休前の営業日になったと思います。
今日は4751 サイバーエージェントが強かったです。
4月28日に発表された決算で上方修正がでたことが大きな要因だと思います。
これは第3四半期以降に業績に寄与してくるウマ娘が想定以上に好調だったことが影響しています。
今日は日経平均が下落している割には値上がり銘柄数は多かったので、
日経225先物だけが不当な下落に悩まされている形になりました。
ハードコモディティと呼ばれている銅価格が高値更新しています。
銅は世界の景気を診断できることから「ドクター・カッパー」とも言われています。
世界経済が回復すると上昇し、需要が落ちると経済が下落することから先行指標になっています。
この銅が脱炭素の需要や投機マネーも相まって上昇しました。
これが影響して、銅価格が上昇することで助かる様な企業も上がっています。
資源国通貨にも少し押し目買いが入っている状況です。
日経平均はさえない状態が続いています。
それは4つのことが原因かと思います。
まず1つ目は決算インパクトが足りないことです。
やはり米国株と比べるとインパクトが物足りないと感じます。
そして2つ目が信用の需給です。
3.2兆円の重しがあることで、上がったら信用買を減らそうという裏の動きがあり、
値下がりすればロスカットや追証があるから信用買いを引っ込めたりする動きがあります。
3つ目が連休を控えていることです。
売買代金が膨らまないので上値追いが難しいです。
最後にコロナワクチンの接種率です。
ただ連休明け後には接種スピードが加速するらしいです。
マーケットの先行指標となるNYダウ輸送株平均が2日前に新高値を更新していました。
それにつられて、S&P500やNYダウ工業株などが新高値更新となりました。
NYダウ輸送株平均を見ておけば、リスクオンやリスクオフが少し見やすいかと思います。
そしてアメリカ市場では米国債10年利回りが少しずつ上昇してきています。
またFOMCはとくに売り材料にはならず、テーパリングなどもあまり懸念されませんでした。
アメリカではメンソールタバコの禁止の影響で、大麻関連銘柄が上がっています。
しかも7月の末ぐらいからクルーズを条件付きで再開予定なので、関連銘柄が上昇してきている状況です。
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