日経平均の宴が終了!?日経平均とTOPIXを深堀解説

日銀の金融政策転換について

3月19日に日銀が金融政策をついに変更致しました。

大きな変更点は日経平均型のETFの購入をやめ

これからはTOPIX型のETFを買い支えるというものでした。

この発表により日経平均は急落して、TOPIXは急騰しました。

つまりこれまで日経平均が割高だった部分が徐々に縮小されて、

相場の景況感や全体の温度感を調べるツールだったTOPIXが、

今までの8年間の日経平均のような状態になると思います。

 

 

 

TOPIXについて

TOPIXは東証一部上場企業全銘柄が対象となっており、

時価総額がベースとなっています。

ちなみに日経平均は東証一部上場企業の中から選ばれた225銘柄のみが対象となっており、

株価がベースとなっています。

そしてTOPIXは時価総額がベースなので株価の高い銘柄の影響を受けにくいです。

またTOPIXと日経平均では構成銘柄が違います。

日経平均は値嵩株の寄与度が高いですが、TOPIXでは時価総額が高い株が寄与度が高いです。

しかしTOPIXは時価総額基準なので、日経平均のように上がりやすいとはいえません。

なぜなら株価さえ上がれば良いというわけではないからです。

 

 

 

先物はどうなる?

結論からいうと日経平均先物は買わない方がいいと思います。

これから日経平均先物は上がりづらくなり、中期的なダウントレンドになると思います。

しかし、全体的に相場が軟調になるわけではありません。

こういったパラダイムシフトが今まさに起きようとしています。

今まで相場の上げ下げを日経平均で見ていたのが、

これからはほぼTOPIXを見る形になると思います。

 

日経平均先物は売りで入りやすく、TOPIX先物は買いで入りやすいと思います。

実はTOPIX先物は日経平均先物よりも証拠金が安いです。

なので相場が騰がりそうな時は日経平均先物を買うよりは

ミニTOPIX先物を購入した方が良いと思います。

 

 

 

オプションはどうなる?

日経平均は上がりづらくなり、日銀の邪魔も入らないので、

これからダウントレンドに入ると思います。

なのでオプションはコールの売りが良いかと思います。

そして日経平均が下がるので、

プットオプションも強含みしやすくなるのでプット買いも良いと思います。

その場合、TOPIXの買いでヘッジするのが面白いと思います。

 

 

 

今後の戦略

日経平均はテクニカル的には売りサインが強くなるので、

逆張りしようと思うときは、TOPIXの先物を購入する方が良いかと思います。

 

今回の金融政策は今までユニクロだけが恩恵を受けていたものが、

これからは多くの銘柄にも恩恵が行きわたるものになると思います。

これからは時価総額が高い銘柄が恩恵を受ける形になります。

そして日本を代表する企業を日銀が買い支えていくと思います。

 

 

 

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