関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
21日の市場は半導体など一部は伸び悩んでいるところもありましたが、
日経平均だけみると28,317円と強かったように思います。
高値圏でしばらく揉み合った後下落して、その後に200円近くの上昇となりました。
株式を見ると、9984 ソフトバンクグループは最近弱いように思います。
そんなソフトバンクですが、コーエーテクモの襟川恵子会長を社外取締役に引き入れて、
より投資会社としてステップアップを図ろうとしているようです。
気になる銘柄としては8585 オリエントコーポレーションなどのノンバンク系が
ファンダ的に非常に割安ということで強含んでいます。
そして7974 任天堂も5月の高値を越えて、4月の高値に差し掛かろうとしています。
そしてTOPIXのグロース株が好調です。
金融相場から業績相場に移行する中で、
やはり実入りがある営業キャッシュフローで稼いでいる企業に注目が集まっている様に思います。
信用や需給も大切ですが、やはり実入りがある企業も見た方が良いと思います。
そして日経PERが台頭してきています。
やはり日本の底堅さというのはここにあると思います。
オプションに関しては日経平均が上がったのでプットオプションが軒並み下落しています。
オプションの異変としてはプットオプションが中々買われなくなってきたことです。
日経平均が200~300円安になっても日経平均が下がるに賭ける保険的な投資の出来高はいつもと同じようになっています。
つまり暴落といったオプションを使った状況はなくなりつつあるという事です。
これはコールオプションにも言える事ですが、コールオプションの方でも先高観がなく、
つまりオプションを使った急騰とか、そういったものが相場全体にないということです。
日経平均がついにボリンジャーバンドのー1σをテクニカルベースでは抜いてきました。
これはこの戻りのトレンドの中では初めてのことで、
コロナショック時には-1σを抜いてから戻りトレンドになり、
乱気流になりましたが、結果的に戻っていった状況となります。
そういった状況と一緒の状況になっています。
だから日経平均に関するアプローチを少し考えなければと思います。
図を見るとSOX指数がリボンチャートを下抜いたのが3月4日と5月4日となります。
これは日経平均の天底とだいだい一致しています。
なぜ半導体指数のSOX指数が下がると日経平均が下がるのかというと、
日経平均の寄与度が高い銘柄に半導体や電子機器関連が多いことが原因です。
そう考えると、実は5月4日に半導体株は短期的に調整トレンドになっていたわけです。
図を見ると、5月12日の暴落前の水準までに戻ってきたことが分かります。
マザーズ指数はそこそこ戻ってきています。
マザーズ指数が5月12日の水準まで戻ったという事は、
日経平均ベースで考えると、12日暴落の起点は28,800円です。
なのでこの戻り過程を考えると、
日経平均は恐らく28800円あるいは20900円ぐらいまでは戻るのではと思います。
千竃はマザーズ指数が一番最初に戻って、一番最初に失速するだろうと考えています。
それは20日に発表された投資主体別売買動向を見ると、
マザーズ指数が海外投資家に130億円売り越され、
個人投資家に100億円信用買いされていたからです。
つまり個人投資家は5月10日から押し目買い、ナンピン買いをしていたわけです。
それをまだロスカットしていなかった場合、信用の戻り売り圧力が意外と多いのではと思いました。
なので信用の戻り売り圧力を考慮してマザーズ指数を手仕舞いしました。
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