関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
28日の日経平均は29,149円と、
MSCIの銘柄入れ替えを契機に大きく上昇しました。
大きな陽線と3.1兆円という大きな売買代金が目立ちました。
値下がり銘柄もあまりなく、全面高となっています。
株式を見ると電気自動車関連や、
消費のマグマが溜まっているサービス業辺りが非常に強かった印象があります。
後は景気敏感株も勢いがありました。
オプションではコールオプションが
非常に大きなインパクトがあったと思います。
出来高は日経平均が急落した時とは真逆の水準となりました。
反対にプットオプションは5月SQの急落以降はずっと軟調となっています。
TOPIXはチャートを見るとボリンジャーバンドの+2σを捉えそうなところまで来ています。
TOPIXの強さについて鍵を握るのはドル円です。
ドル円のチャートを見ると、今年に入ってから110円以上を中々キープ出来ていません。
これは円安のサポートがあるということでTOPIXが強いことへの裏付けでもあります。
そして5月13日の高値もブレイクしたことでまだ伸び余地はあるかと思います。
日経平均株価の急騰の要因はいくつかあります。
まずは特殊な需給要因です。
MSCIの除外されたほとんどの銘柄は既に上昇に転じています。
除外が発表された時は衝撃的なインパクトがありましたが、
それが終わった途端に上がったという事は、
日本株に特殊な需給があったんだと解釈しています。
次にワクチン接種率の上昇です。
ワクチン接種率が全体の8%を超えた辺りから、
各国の株価の主要インデックスが上がる傾向があります。
そして13%を超えると更に主要株価指数が上がりやすいというデータがあります。
日本は確かにワクチン接種が遅れていましたが、
接種スピードは55日で1000万回という世界3位のスピードで進んでいます。
そしてドル円が110円近くまで急接近しているのも要因の一つだと思います。
4月の安値が15ポイントを割り込まない辺りだったので、
15ポイントを割り込み始めるとまた大きく状況が変わると思います。
スキュー指数が上がっていたのですが、
VIX指数は遅れて反応を示すのでこのまま注意が必要だと思います。
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