関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
2日の日経平均は28,946円と上昇しました。
2日の日経平均は特徴的な動きがありました。
一時は28,500円台まで下がり、その後29,000円台まで回復しました。
この動きはやはり何かが暗躍している様に思いました。
株式相場が非常に強い1日となりました。
日経平均の上値が5月28日から切り下がっていることは確かですが、
株式市場においては強力な援軍がやってきたと思います。
それはワクチン接種率です。
以前のYouTubeでもワクチン接種率が加速している件に触れましたが、
ワクチン接種率の加速が市場全体に伝わったことで、
経済正常化銘柄、またはアフターコロナ銘柄などが非常に大きく買われました。
そして日経平均が冴えない理由は構造的な問題にあると思います。
寄与度の高い銘柄が軟調であることが影響しており、
寄与度の高い9984 ソフトバンクグループは1%にも満たない下落だったのにも関わらず、
日経平均に対する影響度は何と-11円もありました。
7267 ホンダは4.5%も上昇して年初来高値を更新しているのに、
日経平均に対する影響度が+11円しかありません。
同じく7203 トヨタ自動車も2%程上昇して上場来高値を更新しているのに、
+7円の日経平均に対する影響度しかありません。
これは日経平均株価の歪みをかなり象徴しているものだ思いました。
その9984 ソフトバンクグループですが、
チャートを見ると200日移動平均線を割り込みました。
そして50日移動平均線と100日移動平均線がデットクロスしてしまいました。
この辺りが日経平均は弱いが、全体で見ると株式は強いという形の象徴的なものだと思います。
アフターコロナ銘柄の物色が終わり、
トヨタ群と言われるような銘柄の物色も一通り終わった後には、
次はどの銘柄が牽引するのかと考えると、
今のところは半導体銘柄しか思い浮かばないので、悩んでいるところではあります。
百貨店や飲食店などのアフターコロナ銘柄の物色の流れは
TOPIXの強さにも表れていると思います。
今のところはTOPIXのチャート上では好転してきている状況だと思います。
欧州各国が最高値を更新しております。
日本が流れに乗れていない理由を探すというよりは、
ワクチン接種率が進むにつれて、全体的に日本株の評価も上がっていく様に思います。
以前にも紹介したのですが7198 アルヒを長期投資として紹介したいと思います。
固定金利住宅ローン「フラット35」に関係する企業です。
現在はPER10倍台以下、PBRは1.8倍と割高ではあります。
配当利回りは3.92%となっており、業績も増益となっています。
市場価値としては金融サービス業です。
市場の規模も全体的に3.5%の伸びがあります。
そしてアルヒの最大の強みは「フラット35」の圧倒的販売シェアだと思います。
チャート的にも、ファンダメンタルズ的にもそろそろ来たのではないかと思います。
市場の全体的な体温を測る上でダウ輸送株平均を見てみましょう。
トレンドは変わりませんが、
注目してみてみると短期的には上髭が超えるのは難しい様に思います。
ただトレンド自体はリボンチャートに乗って押し目にはなっているので、
今のところはトレンドは変わらないと思います。
VIX指数が将来の相場変動の大きさを表すとすれば、
スキュー指数は目先の相場が上昇する確率を
下落する確率がどれだけ上回っているかを表しています。
つまりアウトオブザマネー(OTM)のプットの需要を表しています。
過去のチャートを見ると、
スキュー指数が高値更新をして90日後にコロナショックが訪れました。
そのスキュー指数が上昇していることもあり警戒は必要だと思います。
ただ以前もいったように、VIX指数とスキュー指数にはタイムラグがあるので、
今すぐVIX指数が上がるわけではないので、難しいところだと思います。
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