関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
3日の日経平均は29,058円となりました。
7203 トヨタ自動車の伸び悩みにつられて、日経平均も伸び悩んだ背景がありました。
日経平均が伸び悩んだ原因は9983 ファーストリテイリングにあります。
日経平均への寄与度が高い銘柄が-4%以上も下がったことが影響したと思います。
前日は9984 ソフトバンクグループでしたが、今日は9983 ファーストリテイリングと、
株式市場全体は強かったのですが、寄与度の高い銘柄の下げが響いた結果となりました。
やはりこの寄与度によって日経平均とTOPIXに対しての差がかなり生まれています。
これは互いのチャート上でも現れています。
日経平均のチャートは5月10日の高値を越えられず、5月28日の高値もままならない状況です。
TOPIXは各種移動平均線を越えて、上値を追っています。
そして5月10日の高値を場中でも終値ベースでも超えています。
ただし、1950~2000ポイントでは出来高がありますので、
このままスルスルと上昇していくのは難しい様に思えます。
今日の値上がり銘柄上位を見ると、
7625 グローバルダイニングや2404 鉄人化計画など、
コロナ後の収束の消費行動を意識した買いが、
アフターコロナ予備軍にも影響していった様です。
アメリカの市場を見ると、FRBが社債を売却いたしました。
「ついにテーパリングか!」と思われるかもしれませんが、
緊急プログラム用で購入した社債を
緩やかに売却するようなので、テーパリングではないです。
しかしこういった情報を小出ししている状況を見るに、
やはりテーパリングに舵を切っていることは確かだと思います。
9983 ファーストリテイリングの-4%の下げで、日経平均に対する影響度は-132円もありました。
これには日経平均と株式市場の歪さを感じずにはいられませんでした。
千竃の考えではファーストリテイリング以外は上がっているのだから、
株式の方が本質的な相場の強さを捉えていると思っています。
しかしファーストリテイリングやソフトバンクグループの下落トレンドが終わらない限りは、
日経平均を上に持ち上げるには難しいと思います。
5月31日をピークに大きく下がっています。
一応下がるべきところで下げ止まってはいますが、
3月~5月の安値を割り込んで、そこが逆に上値抵抗線になった時に、
トヨタ群や半導体、アフターコロナ銘柄だけで日経平均が30,000円を超えるのには、
相当なボリューム、パワーが必要になると思います。
なのでそうなった場合は1つの要注意ポイントとして捉えておきたいと思います。
3日のREIT指数は大きな陽線を描いていました。
即ち場中の間、ずっとREITが買われていたことを示します。
REITはある意味隠れたアフターコロナ銘柄だと思います。
オフィス関連のREITなどはまだまだ回復にはかかりそうですが、
商業施設やリゾート関連のREITは軒並み上昇しています。
過去のデータから見ても、
オリンピックを開催する国のREITは、
2年間は上昇しやすいと言われています。
直近の値は高いですが、このまま上昇するのであれば、
チャート上の押し目なりをみて買うのも、あながち良いかもしれません。
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