関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
アメリカ市場はNYダウは500ドル以上の大幅下落、
NASDAQ指数はそこまで下がっていませんが、
S&P500は1%程の下落、半導体は2%の下げとなりました。
金利は上がって、米国債10年利回りは下がっているのに、
半導体も下落しているので、今までとは違う動きが出ています。
景気敏感セクターが一斉に売られているのは、
リフレトレードの終焉だと思いました。
そして金利の市場でも混乱が起きています。
SQだったことも多少は影響していると思いますが、
5年物の金利が非常に上昇しており、
FOMCからフラットニングの様な動きになっています。
これはあまり良くない動きで、
イールドカーブのフラットニングが続けば続くほど、
市場は混乱するのではないかと思います。
良くない負の連鎖が金利市場から生まれた感じがします。
FOMCは直後ではなく2、3日後の反応を見るということで、
大きなトレンドが出てきました。
まず急落のきっかけになったのが、
アメリカのセントルイス地区連銀のブラード総裁が、
来年にはアメリカの利上げを開始するのが適切ではないかと、
FOMCのドットチャートをみてコメントしたことが起因になったと思います。
9月から買い入れ額が徐々に変更されるのではと、
市場のコンセンサスが固まりだして下がり始めていたものが、
このコメントにより更に加速してしまいました。
この影響は日本株も受けており、
特にインフレで企業収益が向上する様な銘柄への影響が大きかったです。
リボンチャートを離れて、レンジをブレイクしています。
アメリカのトリプルウィッチング、SQ日の翌週は、
恐ろしい週だと結構言われています。
なぜなら全体的にアメリカ株が下がりやすいからです。
そしてその翌週に結構良い結果が出る場合もあるので、
アメリカ株に関しては日本株の下落を少し引っ張るような形になりやすいですが、
6月の再配当も意識されやすいので、
戦略としては24、25日辺りに株を買うタイミングがあるかもしれません。
来週はアメリカ株は弱含むと思います。
VIX指数も跳ね上がって、
4~5営業日ぐらいは少しボラティリティが高いので
気を付けた方がいいかと思います。
日経平均は先週29,400円台まで上がりましたが、
ここまでは恐らく7月中に戻り切るのは難しいかもしれません。
いつもブログにアクセスして頂きまして ありがとうございます。
もし今日のブログ記事が投資の参考になりましたら大変お手数ですが
こちらのバナーをクリックして暁投資顧問の応援をして頂けますと幸いです。
最新情報をお届けします