関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
29日の日経平均株価は28812円と235円安の下落となりました。
主な原因は寄与度が高い9983 ファーストリテイリングと
9984 ソフトバンクグループの軟調が影響したところだと思います。
東京証券取引所は来年4月に再編を予定しており、
その基準日が30日までとなっています。
その期日が近づいてきたことも下落の要因の一つだと思います。
29日の日経平均は前日より売買代金が増えた形での下げ、
ディストリビューションデーとなりました。
そして9カ月連続月末安となっている中、
6月末がどうなるかが注目を集めています。
株は不思議なリズムがあり、
連続で上がったり下がったりしたときは
あえて逆のことを考えないといけない相場のリズムがあります。
なので8連続、9連続安となったら、
1回リバウンドの買いを入れてもいいのではないかという形が
働くかもしれないので要注意です。
海外を見てみると、韓国や台湾は高値を更新しており、
NASDAQも高値更新中となっています。
下落しているのは日本だけという状況となっています。
しかしそんな中、株式はグロース株が非常に強い一日となりました。
チャートを見ても、まだトレンドが暗転するかのような形状ではありません。
しかしもし原油が670ドル割れたりすることがあれば、
日本市場も煽りを受けそうなので、引き続き注意をしておいた方がいいです。
NYダウの下落は、FRBのストレステストで
自社株買いや配当増配などがあった影響もあるのですが、
エネルギーセクターの下落が影響した面もありました。
チャートはギリギリ上値を越えられない展開となっています。
過去のテーパリングを振り返ってみると、
2013年5月に示唆し、12月に実施して、
2014年10月に完了した後、2015年12月に利上げとなりました。
示唆から実施まで約7ヶ月、
実施から完了まで約10ヶ月、
完了から値上げまで約14カ月となっています。
そう考えると、実際のスケジュール的には2022年度を予定しているので、
非常にテーパリング、そして利上げまでのスケジュールはタイトなものになると思います。
なので瞬間で大きな下落といったものが結構出るかと思います。
そして下落してすぐ戻るみたいな形になるような気がします。
そう言ったことも含めて、今後の米国市場の先行きを考えていきたいです。
2022年に日本市場は3つの市場に再編されます。
市場は「プライム」「スタンダード」「グロース」の3つに区分されます。
イメージ的にグロースがマザーズ市場、
スタンダードが中堅なのでジャスダック市場、
プライムが東証1部で花形市場な感じだと思います。
そしてそのプライム市場に今のままだと入れない東証1部の企業がなんと500社以上あります。
プライム市場になるには主に2つの基準があります。
1つ目が市場で流通する株式比率が35%以上であること、
2つ目が流通株ベースの時価総額で100億円以上であることです。
要するに常に売買が出来て、そして売買の市場も大きい、
なるべく大株主が支配しているような状況ではなく流動している状態が望まれています。
なので今慌てている東証1部企業がたくさんあると思います。
プライム市場入りの為に、
大株主が株式売却をしたり、自己株式の消却をして、
流通株式比率を引き上げたり、
また成長戦略を提示してIRを充実させたり、自己株式を取得して、
流通時価総額を引き上げたりと、各社様々な対策を講じています。
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