なぜ地方銀行を長期投資で勧めるのか?

7月2日の市況解説

日経平均株価は28,783円と5日ぶりの反発となりました。

 

雇用統計を控えていることもあり、

このイベントの結果によっては、

今後日経平均が上がる可能性は少しはあるかと思います。

 

アメリカは7月4日が独立記念日ということで、

月曜日は休場となります。

雇用統計もあり、その結果によっては、

またテーパリングの議論が再燃する可能性も出てくるので注意が必要です。

雇用が改善すれば、テーパリングへの解釈がしやすくなるので警戒されています。

 

また7月2日は中国、香港などが下がっており、乏しい値動きとなりました。

 

株式は全体的に半導体関連銘柄の弱さが目立ちました。

恐らく外資系証券会社のレーティングの格下げが影響した様子なので、

これからの将来の見通しについては何も変わらないので、

この弱さはそこまで悪いものではないと思います。

 

そして株式ではデジタルトランスフォーメーション(DX)関連が強い一日だったと思います。

値上がり銘柄数も1773銘柄もあったので全体的に強い一日でした。

 

 

 

海外市況の様子


チャートはNYダウ輸送株平均のものです。

雇用統計の影響によって変化が出そうなので気にかけていた方がいいかと思います。

 

 


続いて銅CFDのチャートです。

銅は経済に先行する指数としてよく取り扱われています。

そしてチャートを見るに軟調となっています。

チャート上では少し経済が行き過ぎている感が否めないかと思いました。

 

 

 

地方銀行を長期投資で勧める理由

現在の地方銀行は月足で見ても、週足で見ても良い所はない様に思えます。

そしてその軟調の理由には生命保険会社の売りが影響しています。

生命保険会社も株を運用しており、

そのポートフォリオの中でも地方銀行が割とあります。

大手生命保険会社はこの地方銀行株の削減を進めており、

日本生命保険では2021年度に200億円以上の売却を予定しています。

国際新資本規制の影響によって、

各生命保険会社が地方銀行株の売却を進めている状況です。

 

しかし地方創生と地銀再編によって値上がりする可能性は秘めています。

なにより地方銀行株は圧倒的なバリエーションがあります。

指標だけで見ると配当利回り4%、5%の株がゴロゴロしている

ワゴンセール状態となっています。

 

成長性が見込みづらい地方銀行株ですが、

その代わりに倒産も想定しづらい面があるので

長期投資のポートフォリオを支える銘柄として視野に入れてもいいと思います。

 

また菅首相も自民党も古くから地方創生に力を入れているので、

その辺りのテーマ株としても良いものだと思います。

地方創生は奇しくもコロナ禍で進んだと思います。

オンラインでも仕事が出来る様になり、

物価も地価も安い地方に移り住む人が増えました。

そして稼げる街作りも進んでおり、

地方のDXが進めば地方銀行の役割も進んでいく様に思います。

 

しかし地方銀行全てが良いとは言えません。

コロナ禍によって貸し倒れのリスクも出てくると思いますので、

多くある地方銀行の中から最適なものを選んでいく必要はあると思います。

 

 

 

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