関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
2日にアメリカの雇用統計が発表されました。
結論としては雇用統計は、
テーパリングへの決定打には欠けるという形になりました。
失業率は増加していましたし、
労働参加率もコロナ前の2%ほど下回っていました。
労働参加率が減っているということは、
働くよりも失業保険貰った方が良いと考えている人が多いという事です。
他にも復職が出来ていない人や、
感染リスクを恐れて就業できない人もいると思います。
今回の雇用統計の結果は株式にとっても非常にプラスとなりました。
金利低下に恩恵があるNASDAQや半導体関連が非常に上がっていました。
しかし日本市場を振り返ってみると非常に弱い状態です。
NYダウが上昇しても、円安になっても、
どうにも上がらない一人負けの日本市場となりました。
やはり日本市場は3つのポイントである、
構造・需給・材料が揃わない限りは、上昇は難しいかと思います。
そして香港ハンセン指数が日本の状態と少し似ている様です。
チャート上では5月の安値に近づいており、
3月に高値を打ってから、軒並みアジア株が安い状態が続いています。
恐らく対中包囲網が萎縮させている影響があると思います。
余波が日本市場にも少なからず影響しているという考えも確かにあると思います。
チャート上では移動平均線が収斂しています。
この収斂はとても大きなトレンドが出やすいサインでもあります。
要するに暴落がいつ来るかは分からないけど、
暴落が起こりやすい土壌が整っているという事です。
6週移動平均線、13週移動平均線、26週移動平均線と、
長期から短期まで週足の移動平均線が、
ギュッと29,000円に収斂しています。
もしこれが一気に上放れたら、容易に30,000円は行きそうですし、
反対に一気に下回れば27000円台まで行ってしまうような土壌になっています。
なので一応念頭に置いておいた方がいいと思います。
これはあくまで千竃の持論ですが、
暴落は全て同じタイミングで起きていると思っています。
そしてそのタイミングは市場参加者が非常に楽観になった時に暴落が起きていると思います。
なので大きな暴落は大きな楽観で引き起こされると思います。
ここ最近のCPIショックだったり、コロナショック、チャイナショックのときも、
VIX指数が15ポイント台以下で暴落が起きています。
2日時点のVIX指数が15.07ポイントなので、
もういずれ訪れるであろう暴落相場に足を踏み入れているということになります。
NY市場は4日の独立記念日の振替休日で休場となります。
なのであまり市場は動かないと思います。
アベノミクス以降の独立記念日の値幅は平均して100円程なので、
とても静かな月曜日を想定しています。
そして7月9日にSQを控えているので、
分配金や配当金を捻出するための特殊な売りフローが日本市場に出やすいと思います。
また業績発表が9日の6506 安川電機から始まって集中していきますので、
8日、9日辺りは注意ポイントだと思います。
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十二分に御理解頂き投資に関する一つの指標として、参考にされて下さいませ。
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