関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
米国市場は軟調となっています。
NYダウやS&P500、NASDAQは下落して、VIX指数は上昇しています。
そして欧州の方も下落しています。
この米国市場全体の下げの背景はミシガン大学のとある発表にあります。
17日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数の数字が
予想より大きく悪化しました。
これは2008年以来の大幅悪化となりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数はインフレーションを示した指数で、
消費者のマインドを探る指標となっています。
この数値が悪化したことが影響して米国市場が下落しました。
Fear & Greed Index(恐怖と欲望指数)は23ポイントとなっています。
今までは20ポイントを割り込んだところが大底になる傾向がありました。
図の赤丸の部分が2018年クリスマスショックだったり、
2020年コロナショックのときの部分でどちらも20ポイントを割り込んでいます。
そして今のチャートを見ると、20ポイントを割り込もうとしている形状をしています。
なので改めて米国市場の買い場が訪れようとしている様に感じました。
チャートを見るとMACDのデッドクロスが発生しています。
なので買うタイミングは下げ止まりを確認してからでもいいと思います。
チャート見ると、長期国債ETFへの資金流入していることが分かります。
株式市場から資金が抜けて、国債へ資金が入っている状況は、
リスクオフの形になっています。
NY市場に上場している米国株の内部を見てみると、
50日移動平均線を越えている銘柄は全体のわずか29%しかありません。
一部の巨大テック企業だけが強く、他の株は全然上がっていない状況となっています。
これは日経平均株価における寄与度が高い銘柄と似通っている部分を感じます。
そして日本株の方を見てみると、
50日移動平均線を割り込んでいる銘柄は約2000銘柄あります。
なので株式投資の戦略としては、
日経平均株価やTOPIXに対してアウトパフォームする銘柄、
即ち指数が上がった時はより強くて、
指数が下がった時はより下げない銘柄の選択肢が必要となります。
ディフェンシブに固める夏を考えた方がいいかもしれません。
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十二分に御理解頂き投資に関する一つの指標として、参考にされて下さいませ。
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