関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
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取引に関する最終的判断は御自身で行われて下さい。
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十二分に御理解頂き投資に関する一つの指標として、参考にされて下さいませ。
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16日の日経平均株価は27,523円と続落となりました。
日本市場の弱さが露呈した一日となりました。
タリバンショックで真っ先に売られてしまったようです。
アジア市場の中で一番流動性が高く、
換金がしやすく、アービトラージ(裁定取引)がしやすい日本市場が、
いつまでもそういった立ち位置にいるのは複雑な心境です。
また16日には信用期日の整理も相まって売られており、
岩盤の弱さが露呈した一日となりました。
日経平均株価のチャートを見ると崩れており、
このまま下落していくのか、
または27,000円台前半で反発していくのか、
見極めが必要なチャート形成となっています。
また株式も好決算を出しているのにも関わらず売られており、
徹底的に売られている状況です。
気になった銘柄は9233 アジア航測です。
7月は上昇しており、好決算を出していましたが、
予想と変わらなかったということで、-9%の下落となりました。
PER9.5倍と割安株で配当がある銘柄なのに売られていました。
あとは8035 東京エレクトロンの業績発表があり、
自社株買いはありませんでしたが、増配と上方修正がありました。
これで17日の株価が弱かったら、
これは8月下旬にかけて売りを絞り出す様な、
信用買いの売りを絞り出す様な下落が続く可能性があります。
17日は日経平均に対しての構成比率も大きくなった、
株式に関して言えば、王道でありますが株主還元策に注目しています。
今は自社株買いより増配が評価されており、
自社株買いだけだとアンダーパフォームしている銘柄もある中で、
増配をしている銘柄はそこまで怖いことにはなっていませんでした。
やはり8月下旬はヘッジが必須だと思います。
米国債10年利回りの低下が日本株の弱さを引っ張っている状況が続いています。
オプション市場を見ると全体的にプットオプションが買われています。
図の日経平均VIのチャートを見ると、日経平均が約400円安の割には、
そこまでボラティリティは上がっていませんでした。
ちなみにオレンジ色の丸印部分は、日経平均VIが上昇した日です。
日経平均VIが急騰すると日経平均株価も大幅に下がりますが、
過去の急騰と比べてみても、そんなに急騰していないのが分かります。
マザーズ指数は一時1028ポイントの安値をつけるまで下落しています。
5月17日につけた安値1040ポイントを大きく割り込みました。
まだ売りを絞り出した感じがしないので、もっと下がる可能性があると思います。
マザーズ指数が1000ポイントを大きく割るような展開から、
マザーズ市場の優良株を仕込めるタイミングになるかと思います。
非常に強い流れを持っていたのですが、
売りの流れに押された状態となっています。
4月~7月の安値を伺う様なチャートの形ではないものの、
1900ポイントを割れると結構な確率で反発をしています。
なのでTOPIX先物を購入することがあれば、
ストップロスは絶対必要ですが、
1900ポイント割れは面白い所かなと思っています。
あるいは1900ポイント割れたら、
保守的な銘柄を購入するのも良いかもしれません。
増配などを発表しているTOPIXの銘柄を打診買いできる水準だと思います。
全体的に日本市場に厳しい下げとなりました。
おそらく日経平均株価は27,000円を割り込まないが、
28,000円台は厳しいといったシナリオの様に思います。
悲観的なシナリオだと、8月下旬にかけて、
一時的に27,000円を割り込むが、
結果的に回復するといった可能性もあります。
瞬間的に27,000円を割り込むような
大きな暴落の可能性をある程度は
覚悟しておいた方がいいかもしれません。
景気の不安というよりは需給の不安がある様に思います。
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