日経平均株価急騰の歴史。急騰は暴落の後に来る。

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2000年代急騰ランキングを見ると

2000年代の急騰を振り返ると、以下の様なランキングになります。

 

1位 2013年4月 +18.4%
黒田バズーカ第1弾。量的・質的金融緩和。通称「異次元緩和」期待。

2位 2020年11月 +16.1%
コロナショックからの戻り、金融相場。バイデン大統領誕生からのラリー。
それまでの節目24,000円ブレイク。

3位 2020年4月 +15.4%
コロナショック、リバウンド。

4位 2021年2月 +11%
コロナショックからの戻り、金融相場。日経平均30,000円突入。

5位 2005年12月 +10.5%
小泉構造改革期待。

 

また今月は10%以上上昇しているので、歴代6位か7位ぐらいには入ると思うのですが、

菅首相の退陣によって与党大敗のリスクがなくなり、次期首相による新政策への期待と、

日経平均銘柄の入れ替えにより、高い上昇を見せています。

やはり急騰には政治が関係している部分が多いと思います。

 

 

 

各急騰時のコールオプションの動き

5位の小泉構造改革期待時の急騰のとき、

2006年1月限16,000円のコールオプションの値動きは、

11月時点では僅か10円以下だったものが2週間かけて50円になり、

そこから2日間で100円になり、そして一旦50円まで値下がりするも、結局は500円まで上昇しました。

そして1位の黒田バズーカ第1弾、アベノミクスの初動時は、ほぼ1円から440円まで上昇しました。

また政局の変化から始まった急騰である2位の急騰時は、コールオプションが歴代上昇率トップをつけています。

2020年12月限26,000円のコールオプションは、ほぼ1円から800円となりました。

これらの急騰時のコールオプションの動きの共通項に、「赤三兵」の動きがあります。

 

 

 

上昇は暴落の後に来る


歴代の1日での上昇率ランキングを見ると、赤枠の部分が暴落での戻りの上昇となっています。

つまり何もなかったらここまで上昇することはなく、下がるから上がるということが分かります。

暴落は買いで立ち向かう方がリターンは高いというのは、あながち間違ってはいないと思います。

 

 

 

連騰後に暴落しやすい日経平均株価


図は連騰日数のランキングです。

2000年に入ってからのの連騰日数ランキングを見ると、ある共通点があります。

それは赤枠の部分です。

この連騰が起きた約半年後に大きな大暴落が起きています。

1位の2017年10月の連騰の半年後にはVIXショック、

2位の2015年5月の連騰の半年後にはチャイナショック、

そして10位の2019年9月の連騰の半年後にはコロナショックとなっています。

つまり連騰は行き過ぎると、約半年後にショック安が起こりやすい傾向があるということです。

なので連騰が続いていると半年後のショック安を警戒した方がいいと思います。

 

 

 

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