トヨタ自動車の本気のEV戦略へ。

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こちらの記事は、動画での内容を簡略して纏めた内容になります。
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12月15日の市況解説

15日の日経平均株価は28,459円と小幅反発となりました。

日経平均は27円高の割には、業種別の騰落を見ると7割の業種が上昇していました

これは14日のトヨタのEV戦略発表の影響が大きく、

相場の体温もこれによって改善されたように思いました。

しかし、日経平均がこれから強くなるというわけではなく、

NT倍率がどんどん縮小していくのではないかと思います。

 

株式を見ると、6902 デンソーが新値追いとなりました。

ついに9983 ファーストリテイリングの時価総額を越えました。

これは何かのシグナルではないかと勘ぐってしまいます。

7203 トヨタ自動車は3.59%も上昇しています。

また千竃がよくおススメしている8015 豊田通商も5.83%の上昇となりました。

EV戦略に本気度を示したトヨタの凄さがマーケットの雰囲気を変えた一日となりました。

 

海外では16日早朝にFOMCが判明して、パウエルFRB議長が会見を行います。

テーパリングや量的緩和などの情報を小出しにして、

今までマーケットのネガティブインパクトの軽減をしていました。

しかし最近少しずつ高PER銘柄が敬遠され始めており、

これからは量より質重視の投資になっていきそうな感じがします。

 

 

 

トヨタの本気のEV戦略

トヨタ自動車は14日のEV戦略説明会で販売目標について「2030年に350万台を目指す」

テスラを圧倒的に超えるパフォーマンスを発表しました。

 

世界がなぜEVに傾斜していったのかというと、

元を辿るとフォルクスワーゲンの排ガス不正から始まりました。

クリーンディーゼルが嘘だったということで、欧州はEVへ舵を切り出しました。

しかしその間、日本はHV技術に傾斜し、技術を高めていきました。

クリーンディーゼルも完成し、知財も押さえて、内熱期間で圧倒的優位性を築きました。

これはあくまで千竃の考えですが、欧州は環境対策を名目に

他国に強みを捨てさせる環境運動をしたのではないかと思います。

欧州は自国の産業を優位にするためにEVを推進していきました。

そして苦境に立たされていたトヨタ自動車はついに14日のEV戦略説明会で、

2030年までに30車種のバッテリーEVを展開することを発表し、EV戦略の本気度を示しました。

 

 

 

格差が広がる日経平均とTOPIX

211215NT倍率
図はNT倍率の週足のチャートです。

NT倍率は2021年3月辺りで高値をつけた後、徐々に低下しています。

チャートを見ると明らかに下落トレンドだと分かります。

日経平均が相対的に弱く、TOPIXが相対的に強くなっていることが分かります。

 

そして米国では過去の日経平均を彷彿させることが起きています。

ゴールドマンサックスのレポートによると、

4月からのリターンはほとんどが一部の超大型ハイテク企業のもので、

他の銘柄のパフォーマンスは弱いものとなっているそうです。

以前のファーストリテイリングやソフトバンクグループで持ち上がっていた日経平均と似ています。

しかし今の日本市場はこれが修正されつつあり、

「日経平均が弱いが株が強い」という状況になりつつあります。

 

 

 

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