2022年株式相場の見通しと抜け穴

今年のマーケットの注目ポイント

年末は大きなニュースもなく、特に暴落も暴騰もない状況となっています。

今年のマーケットで大きく注目している2つのポイントがあります。

 

1つ目が岸田政権の財政単年度主義の打破です。

1年毎に予算を少しずつ出していた今までの状況の打破を所信表明でもあげており、

それが全面的に打ち出されたものが10兆円大学ファンドです。

年度で区切るのではなく一括で出すといった、

何年後かの先の予算を決めるといったことをやり始めています。

そしてこういったことがどんどん色んな分野にも進めばいいなと思います。

 

そして2つ目が遂に4月から高校の授業で投資教育が義務化されます。

投資の基礎的な部分をようやく義務教育の段階で学べます。

これが金融リテラシーの向上につながっていくことを期待しています。

 

 

 

国際機関の評価が鍵

2022年のOECD(経済協力開発機構)の経済成長率の見通しは、

米国が3.7%となっており、日本は3.4%と米国に非常に肉薄している形となっています。

なのでもしかするとこれが海外投資家の買いを誘う可能性があります。

日本は前年との差ではトップで1.3%もあります。

なので一番上昇率が高くなる可能性を秘めています。

 

またIMF(国際通貨基金)から10月に発表された世界経済の成長率予測を見ると、

米国や多くの欧州が2022年の見通しは2021年より下がっている中で、

2022年の日本は3.2%と2021年の2.4%から上昇しています。

1月にこの世界経済の成長率予測は更新されるので、

更新された結果を見て、海外投資家の買いが起こる可能性があります。

 

 

 

東証改革は下落のきっかけになるかも!?

2022年の下落要因になるものとしては、「東証改革」ではないかと考えています。

エコノミストは強気予想が多いですが、東証改革は大きな穴になると思います。

過去に2005年や2006年にも東証改革が行われた際は、TOPIXは下落しています。

2022年のTOPIX改革は4月~6月に毎月浮動株強化をして、

また東証1部以外からもプライム参入を考えています。

なのでそういったことから混乱が生じて下落の要因に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

今年の強気の株式テーマ

今年の強気の株式テーマといえば、「食料品」だと思います。

食料品価格は政界全体で非常に上昇しており、これからも上がっていきそうです。

 

そして2021年は民間の宇宙旅行が1番行われた年だと言われており、

今年もどんどん宇宙旅行が改めて身近な存在になるかもしれません。

宇宙関連の企業は意外にも日本にたくさんあるので、注目していきたいところです。

 

そして「原発」もこれから更に注目していきたいテーマです。

EUが原発を「グリーンな投資先」として認定する方針を発表しました。

原発に関連する世界企業は多く、

その中でも日本は独自な立ち位置を持っているところが多いので注目していきたいです。

 

 

 

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