1月4日の市況解説

4日の日経平均株価は29,301円と3営業日ぶりの反発で、

昨年末比510円高と幸先の良いスタートとなりました。

正月明けで溜まっていた買いが入った形だと思います。

 

大発会で大きく騰がった銘柄やセクターがその年のテーマになりやすい傾向がありますが、

今回の大発会で大きく上がった銘柄を見ると、5922　那須電機鉄工は15％以上の上昇、

1789　ETSホールディングスは20％以上の上昇となっています。

これらの共通点は電力関連であり、2022年のテーマとなりそうです。

 

株式はほぼ全面高となっており、大型株が牽引しました。

売買代金は2.8兆円で、海外投資家が買い控えていた分が入った様に思います。

しかし6920　レーザーテックは2.7％の下落となっており、

出来高を伴った下落、ディストリビューションが発生していました。

 

そしてオプション市場ではコールオプションが1日で2倍となりました。

 

電力関連株上昇の背景

4日の電力関連株の上昇の背景には、とあるニュースがありました。

岸田首相は再生可能エネルギー普及の為に送電網の整備計画を、

2022年に策定する「クリーンエネルギー戦略」で示すよう指示しました。

これは総額2兆円規模の投資計画を想定しており、

このニュースが出たことで電力関連株が上昇しました。

 

 

 

TOPIXチャート解説

図はTOPIXの日足チャートです。

チャートを見ると9月から続いていた高値抵抗線を改めて打ち破った形となりました。

2020年や2021年はパッシブ運用がメジャーでしたが、

2022年は小型株のアクティブ運用が良いのではないかと、

多くの著名なファンドマネージャーの方々が言っています。

そういった中でTOPIXやTOPIXスモールも上抜けた状況なのは非常に面白いと感じました。

 

 

 

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