自動車株や海運株が絶好調!!その背景は?

1月5日の市況解説

5日の日経平均株価は29,332円と続伸となりました。

日経平均やTOPIXは上昇しており、

TOPIXコア30に至っては1020.82ポイントと15年ぶりの高水準となりました。

 

しかしマザーズ指数は5%超の暴落となっており、

市場によって見える景色が全く違うという一日でした。

マザーズ銘柄に感じる投げ売り感は恐らく機関投資家の投げだと思います。

そしてここからは追証のステージに入るので、マザーズ銘柄には注意が必要だと思います。

 

株式では、4507 塩野義製薬がコロナ飲み薬の承認申請が、

治験者確保が難航している為に遅れるということで、7%超の下落となりました。

一方で6758 ソニーグループは商用化を視野にして、

EV新会社を今春設立するということで3.6%の上昇となりました。

 

 

 

絶好調の自動車株と海運株

7203 トヨタ自動車が連日の上場来高値更新となっています。

2021年のアメリカ国内新車販売台数ではなんとGMをおさえてトップとなる様です。

1931年以来長い間トップを維持してきたGMを抜いたということで、

外国人投資家からの見直し買いも起きている様です。

また6758 ソニーグループがEV新会社「ソニーモビリティ」を

今春設立するということで益々自動車業界への期待が高まっています。

 

今自動車株が好調な理由としては3つあります。

1つ目が円安の為替メリットが大きいという事です。

自動車セクターはやはり輸出企業なので、円安の為替メリットが非常に強いです。

そして2つ目が世界的な潮流がEVになりつつある事です。

最後に3つ目が金利上昇によるグロース株の嫌気です。

金利上昇によってグロース株が嫌気されており、そこから抜けた資金が自動車株に流れています。

 

そして海運株にも追い風が吹いています。

その背景としては割安感があります。

数字だけ見るとバリュー中のバリューといった状態になっており、

日本株の中でも上位の高配当利回りとなっているので、

消去法的に海運株が選ばれる形になっています。

また円安の為替メリットがあり、円安ドル高によるドル建て収入が追い風となっています。

最後にオミクロン株による船舶停滞も海運株の好調に影響しています。

 

 

 

ドル円の関所「黒田シーリング」

日本株の追い風の一つとなっている円安ですが、

千竃としてはドル円が120円を超えはじめると少し厳しい展開になっていくと思います。

今のドル円はチャートなどを見てもボリンジャーバンドをはみ出て、

強いアップサイドのトレンドが出ており、円安によって輸出企業に追い風が吹いています。

 

220105黒田シーリング
しかしドル円が120円台になると警戒が必要だと思います。

2015年にドル円が125円台になった時、黒田日銀総裁が円安について警告をしており、

これによりドル円の名目為替レート125円、実質実効為替レートの67

「黒田シーリング」としてドル円の関所となっていました。

なのでここまでドル円が進むと、

株式市場でも大きく下落してしまうところが出てくるのではないかと警戒しています。

 

 

 

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