関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
2022年第1週目の相場は荒々しい値動きの1週間となりました。
大発会は大きく上昇しましたが、その後軟調となりました。
日経平均は200日移動平均線を割り込んで終えており、
200日移動平均線を越えたのは4日と5日のみで、
後はいつものように軟調となってしまいました。
しかし低PER・低PBRの銘柄、所謂バリュー銘柄は好調のままでした。
先週の下落の背景には、FOMC議事要旨で金余り相場から一転して、
タカ派に切り替えるという内容が公開されたことにあります。
金余り相場で盛んになっていたビットコインなどの仮想通貨は、大きく下落をしています。
また個人投資家の買い越し金額が10年ぶりに3000兆円超となったそうです。
昨年個人投資家が日本株を買った買い金額が多かったということですが、
年始早々いきなりダウンしているので、
かなり個人投資家にとってネガティブな状況だと思います。
図は日経VIのチャートです。このチャートを見るとある規則性があります。
それは、「18ポイントに到達したら上昇している」という規則性です。
これは常々言っている様に「暴落は楽観からやってくる」ということであり、
大発会の時やクリスマスラリーの時も18ポイント台となっており、
そこから一気に相場が荒れました。
なので暴落に恐怖を感じる人は、「日経VIは今何ポイントなのか?」という風に、
日頃から日経VIをチェックする癖をつけると良いと思います。
2022年の相場は過去の相場から学ぶ感じで見ていった方がいいと思います。
例えば米国が利上げした時、相場はどうなったか?
米国がQT(資産圧縮)する時、相場はどうなったか?
などを過去の相場から見直した方がいいと思います。
過去のアノマリーを見ると、1月第1週目が軟調だとNY市場は下落しやすい傾向にあります。
今回の大発会からこれだけ大きく下落したということは、
2022年の相場の険しさを暗示している様に思います。
今週の大きな投資スケジュールを見ると、
12日に米国のCPI消費者物価指数が発表されます。
そこで12月分のインフレ率が発表されるので、
NASDAQの急落が起きるのかどうかを注目しています。
日本市場は10日は休場なので、NY市場の影響が11日に出て、
12日にCPI消費者物価指数が発表され、14日にはSQが控えています。
だからオプションなどで波乱が起きやすい週だと思います。
株式では先週金曜日の大引けでTOPIXバリューが前日比0.5%も上昇しています。
一方でTOPIXグロースは0.6%の下落となっています。
こういった動きは先週だけでなく今週も続いていき、1月末までは続きそうだと思います。
なので保有株がバリューなのかグロースなのかを一度確認して、
もしグロース株の下落に耐えられないのであれば手仕舞うことも考えて、
手仕舞ったものはバリュー株などに資金を入れていくのもいいかと思います。
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