消費者物価指数はヤバイのに何故相場は上がった?

1月13日の市況解説

13日の日経平均株価は28,489円と反落となりました。

マザーズ指数を見ると874.04ポイントと3.59%下落しており、

やはり昨日の上昇はグロース株の一時的な反発だったことが分かります。

 

株式を見ると、バリュー株は上昇しています。

時価総額が大きい7201 日産自動車7203 トヨタ自動車

ともに2%以上の上昇となりました。

セクターでは鉄鋼も強かった印象があります。

やはりグレートローテンションが起きており、

グロースからバリューへのポジション調整の弊害が

インデックスでも起きている様に思います。

まだまだ世界的な潮流は金利の引き上げも意識されているので、

相対的に見てもバリュー株は非常に強いと感じます。

 

14日はSQということで指数の乱高下はひとまず決着がつきそうな感じがします。

 

そして1月12日暴落説がありましたが、米国市場に暴落は起きませんでした。

やはり騒ぎすぎだった部分があった様に思います。

暴落が起きなかった背景としては、

消費者物価指数の結果が市場の予想通りだったことが影響した様です。

ひとまずCPIに向けての恐怖感は和らいだ形となりました。

 

投資の神様ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、

円建て社債を14日に起債予定だということで話題になっています。

日本株の強気材料の一つになりそうです。

 

 

 

米国市場の様子

220113VIX指数
図はVIX指数のチャートで、軟調になっています。

CPIが騒がれる前に23ポイント台辺りまでピークを付けた後、

軟調となっており15~16ポイント台辺りの下限を試しにいこうとしています。

なので再びチャンス到来の場面だと思います。

 

220113ハイイールド債
次の図はハイイールド債のチャートで、下落すると要注意なのですが、

何とか踏みとどまっていることが分かります。

 

220113米国消費者物価指数
12日に発表された消費者物価指数(CPI)ですが、

7%と約39年ぶりの伸びなのですが市場予想通りの内容だった為、

安心感が広がり買いが優勢となりました。

ただ3月の利上げ開始が引き続き見込まれています。

 

 

 

市場は不透明感を嫌う

マーケットは市場の予想と違う事を嫌がります。

株式の場合だと業績のコンセンサス予想より上だったら買われますし、下だったら売られます。

こういった予想は金融情報サービス会社のQUICKが独自に算出したものがあります。

指標の場合だとエコノミスト予想より上だったら買われますし、下だったら売られます。

この予想はブルームバーグなどが集計したものが使われます。

株式でも指標でも市場は不透明感を嫌います。

なのでネガティブ材料だったとしても予想が一致していれば、不安が払拭される形となります。

 

 

 

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