関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
2日の日経平均株価は27,533円と4日続伸となりました。
とりわけ日本株市場が大きく上昇した一日となりました。
日経平均4日続伸の背景にはやはり好業績のパワーがあったからだと思います。
やはり好業績が続いており上向き傾向なので、市場はいい塩梅になるのではないかと思います。
2日午前中の段階での業績発表は、
上昇修正10件、増益45件、下方修正5件、減益15件、黒字8件、赤字4件と
全体的に見ても良い傾向で業績が追い風となっています。
しかし商品高・原油高で恩恵があるところと恩恵がないところの差が出始めており、
そういったところが今回の業績発表のポイントの一つだと思います。
例えば1日後場に業績発表した2229 カルビーは
今期経常利益を5%下方修正しており、2日の株価は5.4%の下落となりました。
食品の小売りなどはかなりネガティブな影響が出ている様に思います。
またS&P500に4倍連動する投資信託が登場するということで話題になりました。
推奨はしませんが、「いよいよ来るところまで来たな」という感じはあります。
オプションでは2月限の利益は確定しており、既に目線は3月限にシフトしています。
今の相場はリバウンドして楽観になっていますが、
下げ止まりはしたものの、実はリスクがまだあるのではないかと考えています。
株式のポジションと債券のポジションなどをバランスよく混ぜ合わせる戦略があります。
VIX指数が騰がるとリスクパリティ戦略により株式のウェイトを落とし、
VIX指数が下がると株式のウェイトが引き上げられるので、
VIX指数が下がったら株式が騰がる値動きになりやすいです。
今はVIX指数の短期的なアップサイドのトレードが終了した形なので、
また相場が楽観になった時はVIX指数の買い時がやってくると思います。
今後気になるポイントとしては3つあります。
まず1つ目が50bpの利上げについてです。
FRBの高官から少しハト派的な発言が目立っているので気になるところです。
次に2つ目が会合の度ごとに利上げされるのかについてです。
もし会合の度ごとに利上げされるのであれば利上げの回数は大変なことになります。
最後3つ目が利上げ後のバランスシート縮小の開始時期についてです。
一体いつから始まるのか、利上げと同時に始まるのかどうか気になります。
この3つが今表面だって見えるリスクだと思います。
しかし裏のリスクとしては「景気減速」があると思います。
今後は今までみたいな金融緩和の追い風を期待することが出来ません。
またインフレの高進と景気の急速な減速が問題になりつつあります。
そして景気回復のペースは鈍化しており、依然として金利の上昇がリスクになっています。
なので米国株は下げ止まったというよりは、依然としてリスクを孕んだままの状態だと思います。
ただ米国株、日本株ともに好業績を買う力は強く、
投資のメカニズムが機能していることは非常に良いことだと思います。
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