関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
16日の日経平均株価は27,460円と大幅反発となりました。
ロシアとウクライナの問題で右往左往していたものを戻した形となりました。
株式を見ると前日にあれだけ売られていた大型株ですが、一転して上昇となりました。
15日の市場で一番引っ張っていたのが空運業で、
9202 ANAHDは3.5%の上昇、9201 日本航空(JAL)は2.9%上昇しました。
特にアフターコロナ関連銘柄は2月に入ってから結構アウトパフォームする形になっています。
例えば航空券予約サイトを運営している6191 エアトリは4.7%上昇しています。
こういったアフターコロナ関連銘柄を静かに仕込めば、
昨日の様に全体的に地合いが悪く、翌日になって急に地合いが改善したときには、
結構パフォーマンス的には高い形になるかなと思います。
また半導体指数(SOX指数)上昇の影響で日本株も半導体関連銘柄が上昇し、
8035 東京エレクトロンは4.9%、6857 アドバンテストは4.7%の上昇となりました。
ただ売買代金は8日以来の3兆円割れとなり、
上昇しているのに出来高があまり厚みがないということは少し違和感を感じますが、
そこは有事が全部戻したからだと思います。
千竃の予想だともう一度ウクライナ問題で下振れしたところで、
市場が慣れていくのではないかと思います。
そして米国市場は反発しています。
半導体指数(SOX指数)は5.4%と2021年3月以来の上昇率となりました。
先週木曜日10日の水準まで戻ったことが分かります。
先週10日はウクライナ侵攻のニュースが出たことで一気に下落し、
日本市場は3連休を挟んで14日・15日は黒枠の形になりました。
そしてウクライナの有事がひとまず和らいだことで下がった分を戻した形となりました。
やはり16日の反発した理由としては、ロシア軍の一部撤収報道や、
機関投資家がウクライナトレードに乗り過ぎた反省もあった様に思います。
しかし依然として市場にはまだリスクが残っています。
今回はウクライナ問題は一旦遠のきましたが依然として金融引き締めの問題は残っています。
年始からの下落理由となっていたのは、
金融引き締めの加速や金利の急騰だったわけでそれらは解消されていません。
またグロース株売りはまだ終わっておらず16日の日経平均が2.2%上昇していても、
マザーズ指数はそのパフォーマンスを超えていません。
また弱気相場でのブレイクアウトは決して買うべからずだと思います。
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