関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
4日の日経平均株価は25,985円と急落となりました。
日本の取引時間中に、
ウクライナの原発施設をロシア軍が攻撃したという悪材料が出てしまったため、
一気にリスクオフのムードとなり、大きく下落しました。
株式を見ると、今までの先導株が続々と底割れの事態になっていました。
7203 トヨタ自動車は3.5%の下落、6902 デンソーは6.2%の下落、
6920 レーザーテックは5.9%の下落となってしまいました。
だからといって売りに走るのではなく、
どこで買うかを見定めるときが来たのではないかと思います。
4日の市場はディストリビューションデーといって、
売買代金が増えて、且つ大きく下落している状況なので
相場全体として気を付けていきたいところです。
市況関連などは相変わらず強く、4979 OATアグリオは4.1%の上昇となっており、
3315 日本コークス工業は3.6%の上昇で年初来高値を更新していました。
しかし今まで相場を下支えしていたような銘柄がなくなりつつあります。
今の相場で取り得る策を考えると、株式であれば嵐が過ぎ去るのを待てばいいし、
オプションであれば、週末何が起きるのか分からないといった状況なので、
ここは損失をあらかじめ限定できるようなヘッジポジションのトレードをした方がいいと思います。
図はCWEBという一時期話題になっていた中国のブル2倍のETFのチャートですが、
全盛期は100ドル超えしていたものが、今では8ドルまで下落しています。
また香港ハンセン株価指数が2020年3月以来の安値を更新しており、
今の情勢を考えると、中国株や香港株はとても買えない状態です。
こういった有事や戦争などで予想が出来ないものに対応するのは非常に至難の業です。
なのでこういった場合は、じっと耐えられるようなコスパが高いトレードを継続するべきだと思います。
こういった厳しい情勢の中で、市場に対して友好的ではない岸田政権のことも加味すると、
日経平均だけが騰がるイメージが出来ません。
なので千竃としてはこういったときこそ日経平均225オプションをするべきだと思います。
そしてこういった相場のときにしてはいけない事としては3つあります。
まず1つ目が商品CFDを売買することです。
今騰がっているCFDだから売買するチャンスの様に思えますが、
ここまで騰がったということは急落するリスクも出ています。
商品市況に関連する株のトレードはありだと思いますが、
商品取引初心者が証拠金取引であるCFDをすることはオススメできません。
そして2つ目が営業キャッシュフローが赤字の企業を騰がった時にだけ買う事です。
たとえば最近大きく騰がっていたマザーズ市場ですが、
結局は投機的なマネーが入っていただけで、今では大きく下落してしまった状況になっています。
最後の3つ目がヘッドラインで相場を張ることです。
誰にも分からない様な世界情勢の中でヘッドラインだけで相場を張るのは、
右往左往するだけなので止めた方がいいと思います。
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