関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
近年サイバー攻撃というのは我々の身近な存在になりつつあります。
3月1日にはトヨタ自動車の部品会社がサイバー攻撃されたことにより、
トヨタ自動車の国内全工場が停止する事態になりました。
また有名な国際ハッカー集団「アノニマス」がロシアに宣戦布告したことも話題になりました。
テクノロジーが発達すればするほど、
世界政治の方でもインターネットを通じてイデオロギー色の強い介入もあります。
例えば今回の様なロシアとウクライナの情報戦であったり、
アメリカの大統領選挙のトランプ氏とバイデン氏の情報戦の様にイデオロギー色の強い介入もありました。
2020年のコロナ禍を経て、急速にデジタル化が進みましたが、
その反面サイバー犯罪が大きく増加しています。
インターネットのインフラサービスは61%がアメリカで占めており、
こういったことが米国株が強いといわれている所以でもあります。
専門家曰くサイバー攻撃は、
2025年までに世界経済に年間10兆5000億ドル(約1214兆円)の損失を
与える可能性があると推定されています。
また日本でも2016年には約8300件あったサイバー犯罪が、
2021年には約12,000件と1万件の大台を突破しています。
日本列島でもサイバー犯罪が大きく増えていることがわかります。
日本でもサイバーセキュリティ関連銘柄はあります。
トヨタ自動車のサイバー攻撃のニュースによって上昇していたものの、
上昇している銘柄の多くはマザーズ銘柄が多く、かなり投機的なマネーの色彩が強いものでした。
その中でも注目しているものとしては、4662 フォーカスシステムズがあります。
こちらはセキュリティーに強みがある独立系ソフト開発会社で、
官公庁などからの受託開発が主力となっています。
4386 SIGグループは時価総額が50億円以下の小型株で、
システム開発やセキュリティサービスを提供しており、
主力は官公庁向け給料システムとなっていますが、配当利回りが3%以上あります。
マザーズ銘柄では4417 グローバルセキュリティエキスパートも気になっており、
こちらはセキュリティエンジニア育成サービスなども手掛けており、
セキュリティエンジニアが人材不足となっている現状では注目したい銘柄だと思います。
「サイバーセキュリティ」というテーマとしては
これからサイバー戦争みたいな状況になった時に備えて、監視リストに入れておくのが得策だと思います。
そして真のサイバーセキュリティ銘柄を考えると、結局は米国株に注目すべきだと思います。
日本のサイバーセキュリティ企業は国内だけというものが多く、
やはりちゃんとグローバル展開をしている企業を買いたいところです。
その中でも注目している米国株は、パロアルトネットワークス【PANW】です。
総合サイバーセキュリティ企業で、グローバル展開もしています。
こちらは2月23日に米国株が急落した中でも上昇しており、異彩を放っていました。
昔のAmazonやAppleなどを見ている様な感じで、これから注目していきたい銘柄です。
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