日本市場と信用需給の深い関係。

注意書き①

信用取引とは

今の日本市場が中々底打ちをしない状況が続いています。

過去の暴落は信用の需給により底打ちをしてきたので、

今回中々底打ちしない日本市場も信用需給が関係しているのかもしれません。

 

まず信用取引とは、証券会社に現金や株式を担保として預け、

そこからお金を借りて株式を買ったり、空売りをしたりする取引です。

そして最大預けた担保の約3.3倍まで取引が可能です。

 

 

 

信用取引は株価に影響する

信用取引の金額は株価を左右します。

株価はファンダメンタルズなので、信用取引の需給によって株価は結構推移します。

 

信用の買い残は仮需と呼ばれ、将来の売りとなります。

信用の買い残が多くあると、将来の売りの圧力が強くなるので株価の上値が重たくなります。

反対に信用の売り残は、将来の買戻し要因となります。

信用の売り残が多くあると、将来の買戻しも増加するので先行期待が高まります。

 

そしてこの信用取引の残高は毎週第2営業日の16時30分を目安に発表されます。

なので非常に株価の動向を占う上では、この週に1回の第2営業日はかなり重要なものとなります。

 

 

 

信用取引には期日がある

信用取引には期日があり、一般的には6ヶ月となります。

例えば現物株などは長期で持てますが、

信用取引の場合は6ヶ月を過ぎると強制決済されてしまいます。

 

今から6か月前は日経平均株価が30,000円台をつけていた頃なので、

この辺りの信用買い残が徐々に減っていけば、状況は好転していくのではないかと思います。

なぜなら日経平均の上値が重たくなっていた将来の売り圧力が減ることで、需給面の改善が進むからです。

 

 

 

信用取引にはサイクルがある

220326信用取引のサイクル
信用取引にはサイクルがあると千竃は考えています。

第1のステージは買い残が増えて、株価が上昇している時で、

第2のステージは株価が上昇して、空売りが入る時です。

即ち信用売り残が増えて、その売り残を巻き込んだ上で株価が上昇していくステージです。

このステージで取引するのが一番良いと思います。

第3のステージは空売りが踏み上がって、新しい株価上昇要因がなくなるタイミングの時です。

第4ステージは買い残が増えて、株価が下落している時で、

第5ステージは買い残が減って株価が底練り状態の時です。

そして第6ステージは空売りが増えて、株価が上昇する時です。

その後、第1のステージに戻り、マーケットはサイクルは繰りかえしているんだと思います。

 

 

 

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