日経平均急落へ。背景にはFRB理事のタカ派発言か!?

注意書き①

4月6日の相場解説

6日の日経平均株価は27,350円と反落となりました。

一時は500円を超える下げ幅があった日経平均ですが、

ここまで下落した背景には5日の米国市場の大幅下落があります。

世界市場は一転急落となり、欧州市場も大きく下がり、

5日の米国市場はNYダウもNASDAQも大きく下落し、VIX指数は20ポイントを超えました。

また日経平均株価と相関関係にあるSOX指数も大幅下落となりました。

 

株式を見ると、海運株や半導体株、大型株などの下落が非常に厳しかったと思います。

海運大手3社を見ると、9101日本郵船9104 商船三井が5.2%の下落、9107 川崎汽船が6%の下落となりました。

半導体銘柄では8035 東京エレクトロンが3.6%の下落、6920 レーザーテックが3.7%の下落となりました。

一方で旅行関連銘柄の上昇が目立ちました。

3926 オープンドアは2.8%の上昇、6191 エアトリは4.3%の上昇となり、

4337 ぴあは9.09%の上昇で年初来高値を更新しました。

これは「GoToイベント」改め「ワクワクイベント」という事業の検討がされているという

ヘッドラインが流れたことが影響しています。

 

 

 

相場が一転した背景には…

今回下落した理由としては、

FRBのブレイナード理事が5月に急速なペースでQTをスタートするという

市場にとってタカ派な発言があったからです。

また日本時間7日未明に3月FOMC議事要旨の公表が控えており、

そこで5月のQTのスケジュールや規模が発表されるのではないかという

強い警戒感も下落に影響したと思います。

 

また上海ロックダウンが延長されるといったニュースや

金利が一気に上昇したことも下落の一因だっだと思います。

 

ただ今回の下落は3月FOMC議事要旨の内容を先取りして下がった形なので、

マーケットの混乱が一時的に収まる可能性も非常に高いと思います。

ただFOMC議事要旨の公表された内容がネガティブに捉えれらてしまうと、

今週はSQ週ということもあり、明日以降の株の売りが続きやすい様に思います。

そうなると5月のFOMCに向かって押し目が来るので、大型株などは拾いどころだと思います。

 

 

 

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