関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
7日の日経平均株価は26,888円と大幅続落となりました。
日本時間7日未明に公表された3月FOMC議事要旨の内容が、
市場の予想よりもかなりタカ派の内容だったことが明らかになりました。
これにより米国市場ではNASDAQが大きく下落し、7日の日経平均株価はその煽りを受けた形となりました。
日経平均は一応25日移動平均線で下げ止まりましたが、
8日に25日移動平均線を抜けてしまう様な銘柄などは少し注意しておいた方がいいと思います。
2022年は激動の年となるので、2日間で1000円程の値幅が動くといった、
株価が大きく短期間で揺れ動くことは結構頻発すると予想しています。
今の日経平均株価は窓が2つ空いているので、もし8日に安く寄ると3つの窓が空くので、
三空叩き込みの形となり、短期的にリバウンドしやすい形となります。
なのでもし8日に安く寄ったら、短期的に強気な姿勢で挑みたいと思います。
そして8日はSQ日となります。
SQの予想としては、26,750~27,100円の辺りで落ち着くのではないかと思います。
株式を見ると地合いを無視した銘柄に注目が集まっていた印象があります。
世界のニュースではドイツ銀行が2023年にリセッションするのではないかという
レポートを出したことが話題になっています。
また「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズなどで有名な株式会社SNKの株式のほとんどを
サウジアラビアのファンドが保有していることも話題になりました。
恐らく5月からQTが行われますが、これは2017年のものとは規模もスピードも遥かに違います。
なので投機的なマネーがどこから抜けていくのか非常に気になるところだと思います。
QTの開始時期や縮小ペースについての追加情報について
注目が集まっていた3月FOMC議事要旨でしたが、
その内容は非常にタカ派だったことが明らかになりました。
月額で最大950億ドルの保有資産縮小の示唆や、
毎回連続利上げを支持するといった内容だったり、
そして複数の理事がQTキャップ(保有資産縮小の上限)を設けない方針であることが、
市場にとって非常にタカ派な内容として捉えられました。
こういった内容から非常にインフレ抑制に重点を置いていることが浮き彫りになりました。
コロナショックによるウルトラ緩和でばら撒かれた9兆ドルを、
概ね年1兆ドルペースで回収するという算段の様です。
5月、6月などの利上げでどれほどの資金が
投機的マネーや株式市場に流れていたのが判明していくと思います。
なので今すぐ売るというよりは、
5月~7月に軟調になる株式セクターや商品などに注目していきたいところです。
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