関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
19日の日経平均株価は26,985円と3日ぶりの反発となりました。
そしてついにドル円が128.74円となりました。
いよいよ128円台に突入し、深刻な円安が進んでいます。
目先としては21日の日米財務相会談があるので、
そこに向かって投機筋などが動いている様に感じます。
株式を見ると、SOX指数(半導体指数)が上昇した影響で半導体株が躍進しました。
また株式市場は円安にはあまり連動していない様ですが、業績には連動している様に思いました。
例えば6264 マルマエは6.7%の上昇、8035 東京エレクトロンは2.2%の上昇となりました。
そして9433 KDDIが年初来高値を更新しており、
時価総額では9984 ソフトバンクグループを超えました。
また製造業なども上昇しており、6902 デンソーは2.2%の上昇となりました。
結局19日の株式市場は18日の空売り比率48%超えだったものが買戻しとなり、
地合いが良くなったのが影響したのも関係したのではないかと思います。
日銀の黒田総裁や政府、そして経団連からも円安牽制発言が出ていますが、
一向に円安に歯止めが効きません。
恐らく21日の日米財務相会談に向かっているのではないかと思っており、
ある程度21日にはピークアウトするのではないかと考えています。
自国の通貨安がここまで続くと生存戦略的にも
「ピンチをチャンスに変える」といった風に舵を切った方がいいかもしれません。
これからの10年、20年後の日本の未来像を問い直す時期に来ているのではないかと思います。
日銀から4月1日に発表された全国企業短期経済観測調査では、
国内企業の想定為替レートは2022年度通期で111円93銭でした。
しかし今では米ドル円は128.65円と円安が進んでおり、その差は約16円程あります。
市場では130円が為替介入ラインではないかと言われていますが、
確かな根拠はなく、恐らく市場がキリの良い数字を好むことが関係しているのではないかと思います。
ここまで想定為替レートとかけ離れている状況は非常に珍しいと思います。
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