関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
28日の日経平均株価は26,847円と大幅反発となりました。
6902 デンソーの決算発表をきっかけに
ようやく円安を好感したかのような買いが入ったのが上昇の一因だったのではないかと思います。
ドル円も黒田バズーカ砲の影響で、1ドル=130円台後半までいきました。
連日指値オペの決定があり、これにより円安に弾みがつくのは予想ができ、
恐らく黒田総裁の狙いとしては、
企業の収益を好転させて株高をさせていくこと、
そして2%の物価上昇率を実現させて、国民の生活を豊かにしていく考えがあるのだと思います。
円安は悪いものと良いものがあると思いますが、
今のところは良い円安に傾いているのではないかと思います。
株式市場を見ると、トヨタグループが棒上げしているのが目立ちました。
例えば3116 トヨタ紡織は13.22%の上昇、7203 トヨタ自動車は3.23%の上昇、
トヨタ御三家の6902 デンソーは9.72%、7259 アイシン精機は1.61%、
6201 豊田自動織機は4.01%の上昇となりました。
またグロース株の4479 マクアケは27日はストップ安でしたが、9.41%もの上昇となりました。
他にも6861 キーエンスは5.03%の上昇、6857 アドバンテストは4.29%の上昇、
4751 サイバーエージェントは7.28%の上昇となりました。
全体的に地合いの好転を感じられる一日だったと思います。
そして海外投資家は4週連続で現物株を買い越しているのが分かりました。
28日の日銀金融政策決定会合から約2円程円安が大きく進みました。
これは会合で決定した連続指値オペの運用の明確化の内容が大きく関係しています。
そして昨日も紹介したように日経平均株価の前場に安値をつける法則はまだ健在の様です。
海外投資家は先物を売ってはいますが現物株を買っています。
なのでこの先物の売りが日経平均の前場で安値をつける要因となっています。
しっかりとした現物株の買いが4週連続で約1兆円程入っており、
これは今の円安が海外投資家にとっては悪いものとは見られていないからだと思います。
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