関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
10日の日経平均株価は26,167円と続落となりました。
日経平均は一時540円以上の下げ幅となり、26,000円台を割る局面もありました。
今の相場を見てもリスク資産が一番売られている状況となっており、
過剰流動性相場から過剰流動性圧縮相場になりつつあります。
この流れは2018年のVIXショックを少し彷彿とさせます。
VIXショックのときは2017年ぐらいにボラティリティを売る動きがどんどん積まれていった末、
そこからの巻き戻しの回転が起こりVIXショックとなりました。
なのでコロナショック時に過剰流動性で盲目的に積まれていたポジションが、
一気に巻き戻されたような状況に今はなっているのではないかと思いました。
株式市場を見ると、小売業にまとめて買いが入っていた様に感じました。
例えば7545 西松屋チェーンは1.44%の上昇、
2702 日本マクドナルドHDは1.58%の上昇、8218 コメリは1.73%の上昇で、
インバウンド関連銘柄でもある2780 コメ兵HDは5.19%の上昇となりました。
コロナ禍でダメージを受けていた業種が買われていることは、
日本経済の復活には消費関連やインバウンド関連が重要だと再度思いました。
また7453 良品計画や5947 リンナイは直近下がっていましたが、
チャートを見ると底打ちしたのではないかと感じました。
また世界のニュースをみるとSPAC市場から
米国大手銀行のゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・アメリカが撤退する
というニュースが話題になりました。
過剰流動性の申し子だったSPAC市場から規制当局の懸念で米国大手銀行が撤退するというのは、
市場の流動性がなくなりつつあるという点で非常に危険なシグナルだと感じました。
米国市場をみると株も売り、コモディティも売り、ビットコインも売り、
金すら売りという全て売りといった状況でした。
そしてFear & Greed Indexはついに非常に恐怖を感じているゾーンに入ってしまいました。
ここまで恐怖に慄いている状況なら強気になってもいいのではないかと思うのですが、
ただ金融市場は網目状に繋がっているので、どこかで何かが破綻する様な気配は感じます。
なので米国株の下落はまだ始まったばかりであるという認識を
ある程度はしておいた方がいいと思います。
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