米国株が10年に1度の事態が起きている!?

注意書き①

先週の振り返り

先週はGW明けから大きな相場展開となりました。

特にオプションSQが大きく絡んだ動きとなりました

11日に発表された4月の米国消費者物価指数(CPI)が

市場のコンセンサスを少し上回っただけで大騒ぎになり、

日経平均株価は500円以上の下落となりました。

その翌日、4月の米国生産者物価指数(PPI)が

予想を少し下回っただけで日経平均株価は700円近い上昇となりました。

しかしこんな僅かな差異で企業の価値が変動していることに違和感を感じているので

千竃としては日本株への強気な姿勢は崩していません。

 

しかし米国株では大きな変化がありました。

週間騰落で見るとNYダウは7週連続下落、今週は2%下落となりました。

NYダウが7週連続下落するのは2001年7月以来となります。

そしてS&P500とNASDAQは6週連続下落となり、

S&P500が6週連続下落するのは2011年6月以来、

NASDAQが6週連続下落するのは2012年11月以来となります。

まさに10年に1度のケースが起きている状況です。

そして海外投資家が日本株に対してマネーを振り分けている話は先週からしていますが、

あのウォルマートの創業一族であるウォルトン家が

日本株に対して約200億円の投資をしたという話題が週末に入ってきました。

米国の大富豪も日本株に対して強気の見通しをしていることが分かります。

 

 

 

今週の投資戦略

今週はいよいよ業績発表がピークになっていきます。

16日月曜日に8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ8304 あおぞら銀行

6890 フェローテックHD6098 リクルートHDなどが控えています。

また同日16日には中国の指標発表があります。

4月鉱工業生産、4月小売売上高、4月固定資産投資が発表される予定です。

全体景気の足を引っ張っている中国のゼロコロナ対策下での

鉱工業生産・小売売上高はとんでもない数字になるのではないかというところは

市場関係者も非常に注目しているポイントだと思います。

これ以降はほとんど業績や材料が出尽すので、

そこまで大きな上げも下げもないのでないかと思います。

 

オプション市場も少し揉み合うか、もしくは強含む形になるのではないかと思います。

そしてVIX指数が金曜日夜に大きく下げて30ポイントを割り込んだことで

プットオプションが大きく急低下しそうなので、

短期的にはオプションの売りが注目されるのではないかと思います。

 

 

 

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