関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
25日の日経平均株価は26,677円と続落となりました。
日経平均は26,500~27,000円台の揉み合いの状態が続いていますが、
26日未明にFOMCの議事要旨の公表が控えているので、
これにより今の状態から上放れるか、下放れるかといったところは
ある程度意識しておく必要があります。
しかし来週月曜日は米国市場はメモリアルデーの為休場となり、
既に今週も終盤となっているので、
一度放れたとしてもそれがトレンドになるかは微妙なところだと思います。
株式市場を見ると、8058 三菱商事が1.7%の上昇となりました。
こちらは4月の高値を超えてはいないものの、
配当利回りも良く増配傾向にあるので強さを感じます。
また8309 三井住友トラストHDは本日は0.29%の上昇で、
年間通してみるとまだマイナスなパフォーマンスですが、
比較的底堅い動きが続いています。
8591 オリックスも増配を発表しており、
チャート上の動きは高配当ならではの配当の弾力性を感じ、
下がったらある程度の配当利回りのところまで機械的に買いが入るイメージがあります。
今の日本株はどんどん買い上げるというよりは、
配当利回りが高いものを買っておこうといった資金が逃避している様な印象があります。
世界市場を見ると欧州中央銀行(ECB)が7月の利上げを予告しました。
米国でもFOMCが利上げを決定しており、一段と日銀が取り残されているのが分かります。
ただこの日銀が利上げをしないということが今の日本市場を支えている一因でもあり、
急落などあまりないような状況作っているのだと思います。
ただ足元の状況では良いのかもしれませんが、
これが結果的に良いのか悪いのかは分からず、
日銀がどの様に取り残されてしまうのかといったところは、
頭の片隅にでもいいので意識しておいた方がいいと思います。
「日経平均株価」がまた変わるということで話題になっています。
日経平均株価を算出している日本経済新聞社は、
23日に日経平均株価の算出方法や選定のルール改定案を取りまとめました。
その内容は構成銘柄の比率が高くならない様に一定の上限を設けたり、
構成銘柄の定期見直しを年1回から年2回に増やすというものです。
現在の日経平均寄与度が高い数社、
例えばファーストリテイリングやソフトバンクグループなどに
コロコロと値動きが支配されている状態なので、
これが解消されるのは投資家にとっても良いことだと思います。
現金が王様の時代を迎えようとしています。
今は米国債が買われており、
それだけ景気後退を意識して安全資産に買いが入っている状況が続いています。
また米国株では高配当銘柄であるタバコ大手のアルトリア・グループや、
通信大手のAT&Tは非常に強くなっており、高配当ETFにも資金が入っています。
またこの流れは日本市場にもあり、こちらも高配当銘柄に資金が入っています。
なぜこういった流れになっているのかというと、
FRBの出方を見極める為に逃避しているからだと思います。
インフレが高進し、金利が上昇すると、
将来的な企業価値が目減りするのではないかという思惑から現金の価値が上昇します。
そこで配当がたくさん出る、つまり高配当銘柄に資金が入っているという流れになり、
この流れが「現金が王様の時代である」ということを象徴しているのだと思います。
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