関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
31日の日経平均株価は27,279円と3日ぶりの反落となりました。
日経平均株価は下落となり若干のピークアウト感がありますが、
株式自体は幅広く買われていました。
5月相場が終わって、いよいよ6月相場となりますが、
株式相場に梅雨が訪れるのか、それとも夏を先取りした上昇が訪れるのか気になります。
株式市場を見ると、今回はREITの強さが目立ちました。
例えば8968 福岡リート投資法人は1.2%の上昇、
3492 タカラレーベン不動産投資法人は1.94%の上昇となりました。
そして3463 いちごホテルリート投資法人は0.74%の上昇、
8953 日本都市ファンド投資法人は3.62%の上昇で共に年初来高値を更新しました。
また4385 メルカリなどのグロース株の上昇も目立ちました。
相場は下がっている様に見えますが、グロース株やREITなど上昇しており、
いわゆる循環物色があったのだと思います。
米国ではPCEコアデフレータが2カ月連続で低下しており、
そんな状況の中でバイデン大統領とパウエルFRB議長の会談があるということで、
そちらの動向も気になるところです。
図を見るとここ最近は26,000円辺りで下髭が引かれており、
月足の24か月移動平均線がサポートになっていることが分かります。
弱い部分もいささかありますが、結果的に見るとこの5か月間は強かったことが分かります。
6月1日から米国でQT(量的引き締め)が始まります。
今まで中央銀行のバラマキを回収していき、
債権再投資の停止や保有資産の売却、
バランスシートを段階的圧縮していきます。
今まで米国市場の上昇を支えていたQE(量的緩和)の逆回転が行われます。
2020年3月のFRBの保有資産は4兆ドル台だったものが、
コロナのパンデミックの国民や企業に対しての影響を弱める為に、
QE(量的緩和)を行った結果、現在では9兆ドル弱と2倍以上になりました。
そこで6月1日からQTが始まるわけですが、同時並行で利上げも行われていくので、
金融市場には二重の引き締めが行われることとなります。
そして国債を買わないということは金利上昇につながるので、
株式市場にとってもネガティブなものとなります。
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