関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
8日の日経平均株価は28,234円と4日続伸となりました。
ドル円も一時134円台まで円安が進み、
個人投資家のドル円のショートポジションが上昇の燃料になっています。
緩やかに円安が進めばまだいいですが、このスピード感のまま円安が進むとなると、
悲鳴が聞こえるケースもかなり出てくるのではないかと思います。
ただ市場では悪い円安を警戒するムードは今のところはありません。
株式市場を見ると、4755 楽天グループの下落が気になりました。
モバイル事業の巨大な赤字が意識された流れで下落が続いています。
楽天銀行や楽天証券などセカンド事業を分離させて上場するということは、
それだけ資金がないことを表しており、それを分かった上での売りたたきが入っている現状で、
今のこの水準では手を出せない状態だと思います。
本日は0.84%の小幅な下落ですが、年初来安値を更新しました。
そしてインサイダー取引で強制調査が入ったことで下落している
6035 アイ・アールジャパンホールディングスは17.42%の下落で
年初来安値を更新し、ストップ安となりました。
明日もストップ安の気配なら大きく離れた価格で寄り付く可能性もあり、
投機的な意味合いで明日一番注目される銘柄だと思います。
一方でベアリング大手の6472 NTNが1.69%の上昇で年初来高値を更新しました。
またヤクルト1000で話題を集めている2267 ヤクルト本社も上昇傾向にあります。
そして原発などのメンテナンスをしている1966 高田工業所は、
1.73%の上昇で年初来高値を更新しました。
またインバウンド関連で2780 コメ兵HDが1.86%の上昇で年初来高値を更新しました。
原油高ということで一部盛り上がっており、1671 WTI原油価格連動型上場投信が
1.46%上昇で年初来高値を更新しました。
図はiシェアーズMSCIジャパンETF(EWJ)のチャートです。
このETFは海外から見た日本株のファンドで、
あのウォルマートを創業したウォルトン家の投資会社が大量購入したことで話題になったETFです。
長い間50日移動平均線に抑えられており、昨日大きく上昇した動きを見せましたが、
このまま勢いが続けば去年の水準まで戻る可能性があり、
もしそうなれば日経平均株価が30,000円に行く可能性も出てきました。
このETFは米国上場の日本株ETFの中では一番歴史がある商品で、
直近の配当利回りは3.09%で年初来のリターンは-14.13%となっており、
かなり割安である反面、リターンが低いものとなっています。
しかし逆に言えばこれは発射台が低いともいえるので、
このETFの動向が日経平均株価が更に騰がるポジティブ材料となる可能性を秘めています。
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