関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
日経平均VIとは、投資家が将来の市場の値動きをどう想定しているかを示す指数です。
市場参加者の気が大きくなると日経平均VIは下がり、
市場参加者の気が小さくなると日経平均VIは上昇する傾向があります。
最近ではコロナショックのときに60ポイント台を記録しています。
日経平均VIは日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値で、
日経平均株価が急落すると急上昇し、
日経平均株価が急騰したら下落するといった特徴があり、
日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
また一定のレンジ(20~30ポイント台程度)に回帰するという特徴もあります。
日経平均VIは日経平均株価をトレードする上では欠かせないものとなっています。
なぜなら株価の水準や変動の方向に左右されず、
純粋に将来のボラティリティへ投資することができるため、
株式ポートフォリオへの効率的なヘッジツールとして利用できるからです。
図の様に日経平均VIは20ポイント台を割りこむと上昇するといった回帰的な動きをしており、
ストキャスティクスでは底値圏でゴールデンクロスすると日経平均VIが上昇していることが分かります。
矢印部分は日経平均VIが20ポイントを割り込んだ日を示しています。
このようにしてみると日経平均株価の天井と日経平均VIの底値圏が、
何となく合致していることが分かります。
ここ1年間は日経平均VIが20ポイントを割り込んだ期間は平均10日間となっており、
だいだいその期間を目安にして、ボラティリティを巻き込んだ下落をある程度予測することができます。
なのでその下落に備えて手堅くヘッジをしたり、
損失を限定した上でプットオプションを大量購入したりと準備をすることができます。
ただ注意点もあって、日経平均VIが20ポイントを割り込んだからといって、
ずっと割り込んでいる楽観相場も過去には存在しました。
特に2017年~2018年辺りは20ポイントを割り込んでいる期間が多く、
その間に貿易摩擦ショックやVIXショックなどもあったので、
そういった相場もあり得ることは念頭に置いておいた方がいいと思います。
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