関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週はメジャーSQだったこともあり、
先物トレーダーやオプショントレーダーにとっては
非常に魅力的な1週間だったと思います。
先週は色んなものが積み重なっていって一斉に発散した結果で終えました。
今まで投資家が売っていた6月限のコールオプションや先物が、
SQで一斉に強制清算されたことで売りの買い戻し需要がなくなり、
先週金曜日は大幅下落となり、SQも幻のSQとなりました。
結局はメジャーSQに向かっての踏み上げだったのではないかと思います。
また金曜日には政府と日銀が急速な円安に対しての三者会合を行いましたが、
これは介入レベル1だと思います。
なぜなら参院選1カ月前ということで、
円安に対しての牽制というよりも恐らく選挙対策として、
円安に対して行動をしているという対外的なアピールだったのではないかと思います。
今回の米国市場急落の背景としては、
まずは欧州中央銀行(ECB)がQE(量的緩和)を停止すると
表明したことが大きく関係しています。
この表明により、欧州市場は大きく下がり、
米国市場もその影響を受ける形となりました。
歴史的に見てもECBが動くとショック安が起こりやすい傾向があります。
そして消費者物価指数(CPI)が1981年以来、
約40年ぶりの高水準だったことも大きく影響しました。
このCPIの発表によって、NYダウは大きく下落しました。
今週にはFOMCを控えており、そこで0.75%の利上げ、
または更なる緊急利上げを意識している流れとなっています。
なのでそういった金融政策の引き締めに対してはネガティブな見通しが続くかと思います。
今週の投資戦略としては、
SQやオプション、先物の需給が剥がれた時に、
どこで何が買われるのかがポイントになるかと思います。
特に月曜日9時~10時の間に何に大きな買いが入るのかが
非常に今後のチャンスになるかと思います。
なので月曜日からの個別株の物色には注目しています。
そして日経平均株価は参院選の選挙を控えていることもあり、
26,000円を割り込む様な展開はあまりイメージが出来ません。
しかし今週14日・15日にはFOMCが控えているので、
ある程度オプションなどでヘッジをする状況は作っておいた方が良いかと思います。
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