関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
4日の日経平均株価は26,153円と4日ぶりの反発となりました。
市場は動意に乏しく、方向感の出ない展開でしたが、大型株が強かった印象があります。
ただ強いといっても、下値を打ってこないという意味合いでの強さでした。
株式市場を見ると、SNSで人気の銘柄が相次いで急落していました。
急落したということは資金が抜けることを示唆しているのですが、
その抜けた資金が大型株に入っている印象を受けました。
実際、4日のプライム市場の値上がり銘柄数は約7割ぐらいになっていました。
このように市場と株式とのダイバージェンスがよく分かった一日だったと思いました。
実際、下がっていた銘柄を見ると、6619 ダブル・スコープが13.88%の下落、
3686 DLEが12.87%の下落、3810 サイバーステップが8.24%の下落となりました。
特に2437 Shinwa Wise Holdingsは21.17%の下落でストップ安になっていました。
悲壮感が漂うマーケットは仕手株や人気株が上昇しやすい傾向があります。
それが下落したということは市場が少しは落ち着いてきたという逆説的な考えも
できるのではないかと思います。
そして週末auの通信障害で世間を騒がせた9433 KDDIですが、下げ幅を縮小しました。
やはり大規模な通信障害だった為、4日の市場が寄り付く前まで
かなり緊張していた投資家も多いかと思いますが、
有名な相場の格言「事件は売り、事故は買い」にあるように、下げ幅を縮小となりました。
そして上昇していた銘柄を見ると、大型株はもちろんのこと、
電力関連は軒並み上昇が目立ちました。
特に9502 中部電力は2.93%の上昇、9503 関西電力は2.92%の上昇、
9501 東京電力HDは12.95%の大幅上昇で3社とも年初来高値を更新しました。
株価が軟調な時に強い銘柄が今下落しているということは、
次は本命の日本を代表する様な銘柄が上昇するのではないかと期待しています。
そんな中、買いのヒントとなるのは投資の神様ウォーレン・バフェット氏なのかもしれません。
米国の石油会社オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)の株を買い増ししていることで
話題になっており、保有比率はなんと17.4%にもなっているそうです。
ただこの銘柄はPER38.3倍、PBR2.78倍、配当利回り0.07%と割高な銘柄であり、
従来の割安な銘柄を買っているウォーレン・バフェット氏とは毛色の異なるものとなっています。
そう考えると、世界を巡るエネルギー情勢が更に苛烈になることを予想しているのか、
もしくは別の考えがあるのか、気になるところだと思います。
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