関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
22日の日経平均株価は27,914円と7日続伸となりました。
日経平均株価はボリンジャーバンドの+3σと+2σの間を抜けていく急騰、
即ちバンドウォークとなっています。
しかし今の日経平均株価を牽引しているのは9983 ファーストリテイリングであり、
寄与度が高い銘柄が上昇しているのが日経平均株価の上昇に繋がっているのだと思います。
2週間前の7月8日は68,260円だったものが、今では80,210円まで上昇しており、
このファーストリテイリングの上昇が止まれば、日経平均株価の急騰も止まると思います。
株式市場を見ると、売り先行でしたがリスク選好ムードだった様に感じました。
業種で見ると海運業が非常に好調だった印象を受けました。
9101 日本郵船は4.02%の上昇、9104 商船三井は2.93%の上昇、
9107 川崎汽船は11.31%の上昇となりました。
また半導体も脇を固める強さを感じました。
グロース市場の半導体銘柄である6521 オキサイドは6.35%の上昇、
6146 ディスコは1.92%の上昇、8035 東京エレクトロンは1.34%の上昇でした。
米国市場ではSOX指数(半導体指数)が3月下旬ぶりに75日移動平均線を超えました。
またテスラも7日間続伸しており、米国株のイケイケ感を感じました。
ただ逆イールドカーブ現象が起きており、景気後退が様々な指数で示唆されている中で、
こういった状況だということはベアマーケットという言葉だけで片づけるのは難しいと思います。
図は恐怖指数であるVIX指数のチャートで現在低下しています。
今のVIX指数は6月の安値を割り込み、4月の安値にトライしようとしています。
米国市場はまた楽観モードに入ろうとしており、
もしかすると18ポイント台まで下がる可能性があるかもしれません。
ただ来週は26日・27日にFOMCが控えている為、
一気に楽観から悲観に変わる余地は充分にあるので意識しておいた方がいいと思います。
7月の安値を更新し続けており、6月の安値に差し迫っています。
5日移動平均線にぶら下がっている状況なので、このまま日経平均VIがなだらかになって、
5日移動平均線を超える様なボラティリティの高まりがあった時に、
プットオプションでヘッジをする、所謂資産ヘッジをしようかなと考えています。
今の日本株市場は短期的に過熱している状況になっています。
騰落レシオは今年で一番高い水準にあり、株が上がり過ぎていることを示唆しています。
そして25日移動平均線乖離率も5%ぐらいまで拡大しています。
そしてRCI/RSIのオシレーター系のテクニカルも80ぐらいあり、
日経平均株価は7日続伸となっています。
ただ千竃としては「新値八手九手は売り上手」という投資の格言がある様に、
明確な押し、戻りがない上昇や下落のときは、
腹八分目で利食いをして、頭と尻尾はくれてやれ精神でいた方がいいと思います。
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