関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
先週はグングンと上昇した1週間となりました。
特にNY市場は盛り上がっており、米国株は上昇しました。
7月の月間値幅は歴史的なものとなり、
2020年11月以来の記録的な値上がり幅となりました。
米国企業の好調な決算とFOMCによって、
金融政策正常化のペースが減速する見通しが追い風となりました。
しかし気にかかるところもあり、
パウエルFRB議長が利上げペースが鈍化する可能性に少し言及しただけで、
マーケットはそれを好感して上がったということは欲が出ていると思いました。
とはいえ欲で騰がるのも株だし、恐怖で下がるのも株だと思います。
そして米国株の上昇に呼応する形で日本株も上昇していきました。
もしかすると今週は28,000円をチャレンジする様な状況があるかもしれません。
先週日本株で騰がった株を見ると、
だいだい市況関連や電気関連の銘柄が良いパフォーマンスを見せた印象があります。
その中でも5334 日本特殊陶業は良い印象があります。
7月ぐらいに増配をして配当金を増やし、
29日発表された決算では原材料高を商品の価格に転嫁して、
それが成功している企業となっています。
こういった企業が製造業の中でもインフレに対しヘッジができる銘柄だと思います。
52週移動平均線を前回超えて先週は頭打ちになっているといった状況です。
また今週辺りに52週移動平均線の攻防があるかなと考えています。
52週移動平均線はギリギリ割れたけれども、
これが天井なのかという難しいかと思います。
きちんとした裏付けがある上昇だったので、
その辺を見越して海外投資家は約1兆円の先物を購入して、
また更に7月第4週で先物を約8000億円購入したわけです。
そしてここから株の吟味を始めるということだと思います。
ただ8月も騰がるかという難しいところで、
今トヨタグループの悪い決算が出ており、昨年のトヨタショックを想起させる形となっています。
なので7203 トヨタ自動車の決算発表である8月4日は注意しておきたいところです。
いよいよ8月相場が始まります。
8月の株式市場は例年のイメージからあまり良いイメージがないものとなっており、
それは季節的な面、流動的な面から見ても売買代金が細っていきます。
海外投資家も日本の投資家も夏休みに入るので、8月は上値を追わない月であることが多いです。
今週の投資戦略を考えると、今の市場は非常に楽観になりつつあります。
なので米国の高官のタカ派の発言で楽観から疑心暗鬼になる可能性はあると思います。
図は恐怖指数であるVIX指数の日足チャートで、VIX指数は21.33まで下がっています。
VIX指数は株価の変動率を示す指標で、
即ちVIX指数が下がると株価が上がっているということになります。
また株式市場に対する投資家の心理状態を示す指数でもあり、
一般的に20から40の間で行き来して、40に近づくと市場心理は悲観しており、
20に近づいたり割り込んだりすると市場心理は楽観しているとなります。
なので今の水準だと市場は楽観しているということになります。
千竃としてはVIXが20を切ったら、VIXに対してのロングを集めたいと考えています。
過去の動きから見ても楽観と悲観を繰り返すので、
今は楽観の極みにいることをきちんと認識しておくことが大事だと思います。
また先週トヨタグループの悪い決算が出ており、
昨年のトヨタショックを想起させる形となっているので、
7203 トヨタ自動車の決算発表がある8月4日は注意しておきたいところです。
またトヨタショックがなければ8月のSQは強含みのまま終わる可能性があると思います。
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