ペロシ氏の台湾訪問より注目されたのはあの発言!!

注意書き①

8月3日の相場解説

3日の日経平均株価は27,741円と反発となりました。

米中の地政学リスクで行き過ぎた分が修正された一日となりました。

 

ドル円を見ると1ドル133.43円となっており、少しだけ円安に傾ています。

これは米国の金利が騰がっていることが影響したからです。

この辺りの変化はかなり過敏に感じ取っている様に思いました。

 

騰落レシオは110.36%となっており、徐々に冷えてきています。

これが100%を切ったら業績やファンダメンタルズを見て株を購入するのもいいかもしれません。

 

株式市場を見ると自動車関連株の不調が目立ちます。

これは部品が高騰して調達できず、受注があるのに思うように売れないことが影響しています。

この様に円安メリットを打ち消す様な決算が出始めています。

8月の押し目はこの様な自動車関連株を狙うのもアリかなと思っていますが、

足元の決算などを見てもイマイチな動きなものが多くなってきています。

 

オプション市場ではプットオプション、コールオプション共に大きく反応してきました。

コールオプションもプットオプションも下がっており、

来週ぐらいまでは暴騰も暴落もしないということを市場は織り込み始めています。

とはいえ4日の岸田首相とペロシ氏の会談や7203 トヨタ自動車の決算などの動向には

気をつけておく必要があると思います。

 

 

 

NT倍率の様子


3日の様子だけ見ても日経平均株価は0.53%の上昇で、

TOPIXは0.27%の上昇となっており、勢いはTOPIXの方が少し弱くなっています。

即ち日経平均株価が強くてTOPIXが弱いということは、

NT倍率が上がっており、今は14.37となっていて上昇傾向にあります。

 

図のNT倍率のチャートを見ると7月中旬から一気に上がっており、

TOPIXが弱く日経平均株価が強いということは、

日経平均先物の買いが入っている状況でもあります。

ただ先物の買いはあくまで短期であり、日本に対する長期投資ではないので、

NT倍率が高値を捉え始めているので、ここからNT倍率が下がる、

つまり先物が下がるのではないかという見方も出来ます。

 

 

 

注目されたのはFRBメンバーの牽制発言

ペロシ米下院議長の台湾訪問よりも投資家にとって気になる動きがありました。

それが「利下げへの期待は行き過ぎている」といったFRBメンバーの牽制発言でした。

これにより米国市場の金利が上昇となりました。

 

 

 

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