関東財務局長(金商) 第2654号
一般社団法人日本投資顧問業協会 第012-02597号
9日の日経平均株価は27,999円と5日ぶりの反落となりました。
これは日経平均株価の寄与度が高い9984 ソフトバンクグループと
8035 東京エレクトロンの2社だけで約220円のマイナスになったからです。
株式市場を見ると、好業績を出した銘柄が買われる流れは続いています。
7826 フルヤ金属は3期連続で過去最高益を更新する見通しと、
増配を発表しており、9.58%の上昇となりました。
他にも好業績を出した障害者就労支援を柱にしている7366 LITALICOは19.82%の上昇となり、
4485 JTOWERは10.16%の上昇となりました。
1662 石油資源開発も好業績を出しており、2.35%の上昇となりました。
7014 名村造船所も19.16%の上昇で年初来高値を更新しました。
また1518 三井松島HDは1.51%の上昇で年初来高値を更新し、なんと出来高が発行済み株式総数を超えました。
一方で日経平均株価を下げた原因となった9984 ソフトバンクグループは7.02%の下落となり、
約2ヶ月かけて上げた分を1日で下げた形となりました。
8035 東京エレクトロンも8.25%の下落で1週間かけてあげた分を1日で下げた形となり、
「上げはゆっくり、下げは早い」という相場のセオリー通りとなりました。
好業績を出した銘柄に極端な買いが入っており、所謂リスクオフではないと思います。
今回は日経平均株価を司る銘柄で悪材料が出た銘柄が売られただけなので、
格差の是正というものがあった様に感じました。
そしてオプション市場は一旦ピークアウトした様に感じました。
図はS&P500の日足チャートですが、節目となる4200ポイントに到達しました。
この重要ラインを超えていければ、4500ポイントぐらいの上昇はありえるかもしれません。
ただ現状のベアトレンドをブレイクするのかどうかというところなので、
一旦はショートを振っておきたいなと考えてしまいます。
8日に決算発表があったソフトバンクグループですが、史上最悪な決算となってしまいました。
6ヶ月で5兆円の赤字を出してしまいました。
4~6月はNASDAQが20%も下落してしまった時期であり、
世界的なハイテク株に投資しているソフトバンクグループは大きく影響を受けました。
未上場企業に投資する傘下のビジョン・ファンドは投資承認額をかなり抑えていました。
相当なレバレッジをかけて拡大してきた流れから、
世界的な金利上昇、それに伴うハイテク株の下落によって、
2022年度の1Q目はほんの少ししか投資をしていない、
それだけ投資を厳選した状況となりました。
ビジョン・ファンドのビジネスモデルは崩壊したといっても過言ではないと思います。
ソフトバンクグループが損切りした企業に関しては、
大きな資金が抜けた後は売りがなくなるという様に、
個人投資家のリスク許容度が高まるので、投資対象になる可能性は高いと思います。
世界株安となった4~6月期でしたが、最悪期は脱したように思うので、
7~9月期は基本好調になるではと予想しています。
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